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》花まつりに想う、仏教における「中道」とは

2024.04.09

昨日は覚りを拓いてお釈迦さまとして成道された、ゴータマ・シッダールタの生まれた日。花が咲き乱れて甘露の雨が降ったという伝説から、「花まつり」として祝われる日に想う「中道」という考え方についてブログに。



ここ最近ネットフリックスで妙にハマって見ていたのは、ユダヤ教・イスラム教・キリスト教の全てで預言者として重要視され旧約聖書の『出エジプト記』にも現れる、ヘブライ人(イスラエル人)のモーセのドラマ『神と交わした約束〜モーセの物語』。昔見たチャールトン・ヘストンの『十戒』と当然同じ話ながら、途中に宗教学者や歴史家などが解説を入れつつ見るそのドラマは、もっと時代背景や一人の人間としての苦しみや悩みを強く描き出していました。



世界中にこれほど多くの信者を集める3つの宗教を生み出す元になりながら、それからずっと宗教戦争や国家紛争が起こり続けているのは何故なのか?と少しでも知ることが出来ればと見ていましたが、やはり大きく仏教と違うのは絶対神が言葉を預けた一人にしか神の真意は分からないということ。




60万人のヘブライ人を引き連れて40年もの間、荒地を彷徨い約束の地へと連れていった男の話(画像はNetflixより)




そこから伝わるのは、あくまで宇宙の絶対神の教えに従うことだけが真理。




【仏教とは「どう生きるか?」の指針】

それからすれば仏教はあくまで一人の男が発見した、苦しみから離れて生きるための生き方の道理です。


昨日は後にそんな覚りを拓き、お釈迦さまとして仏の教えを広めて歩かれたゴータマ・シッダールタが現在のネパールとインドの国境のあたりでお生まれになられた日。伝説では生まれたばかりながら立ち上がった【誕生仏】に産湯を浸からせるため、空から九つの龍が飛来して甘露の雨を降らせたため、辺りには美しい花が咲き乱れたといいます。




伝説さながらに桜満開の日泰寺では本堂前に花御堂と誕生仏が据えられていました




そんな伝説からお祝いの祈りを捧げる法要「灌仏会(かんぶつえ)」が行われた覚王山日泰寺では、本堂前に誕生仏を囲む花御堂が据えられ、参拝客が甘茶をかける姿が見られました。僕もここに甘茶を掛けつつ、本堂に祀られているタイ王国の国宝の釈迦牟尼仏像に手を合わせ、舎利礼文だけ唱えさせていただきました。



そんなゴータマ・シッダールタは小さな部族ながら釈迦族の王子として生まれ、何不自由ない生活をして妻子まで居たのに、ずっと心に燻る「生きる苦しみ」の訳を知りたいと出家。さまざまな修験道者たちの教えを受けつつ苦しい修行を続け、それでは道はひらけないと気づいて覚りを拓いてお釈迦さまとなりました。


そんな教えを誰にでも分かる「中道」として説法し、欲楽に耽ることと苦行に努めることを否定しました。




お釈迦さまが弟子たちに説法する姿を模したタイの寺院




もちろん信じる道の違いと言ってしまえばそれまでなのですが、例えばモーセの伝えた「十戒」と仏教にいう「十善戒」とは幾つかの共通点もあって、やはり宗教として伝える精神的な徳目は同じに思えます。その中で違う点でいえば神という絶対の存在と、教えに対する間違いには神からの罰が下るということ。



対して仏教ではすべてが因果応報で自らの行いからすべての事象は起こり、善因は善果を生み出して悪因は悪業しかもたらさないという道理を伝えているだけです。つまり神が何かを与えてくれるのではなく全てはもう頂いていて、自分の生き方は自分で整えるしかないということ。




ホセ・デ・リベーラ作『モーセ』(1638年)




何よりどちらの教えにも「不殺生(ふせっしょう)」は伝わっているはずなのに、【罰の有る無し】によって結果の別れてしまっている現代を思うと、結局自分は約束の地には着けなかったモーセは何を思うのでしょうか?





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