》覚悟を決めるということ

数多くのスポーツ選手や経営者からメンターとして支持されている大嶋圭介氏が、講座などでお話しされている動画によく出るのは「覚悟を決める」という言葉。そんな言葉について考えてみるブログ。

それがスポーツであろうが会社経営やビジネスでも、目標設定というの言うまでもなく大切なこと。

行くさきを決めずに「こうなったら良いなあ」とぼんやり考えるだけでは目標とは言えず、地図もなく大海原を漂流するようなものです。そんな目標は数字だったり現実的な達成件数でも良いのですが、出来ればなりたい自分や叶えたい夢にワクワクしながら設定する方が、ハッキリと道筋が見えてくるようです。

色々な分野で話に出てくる講演家であり、メンタル強化からチームビルディングまで研修される大嶋圭介さんは、自らの経営する居酒屋てっぺんの「公開朝礼」からそのメソッドを紡ぎ出したアツい経営者です。

以前聞いた講演で初めにやった「全力ジャンケン」が衝撃的でした

そんな大嶋さんの講演はYouTubeなどでもたくさん出てくるのですが、その中でよく出てくる言葉に「覚悟を決める」と言うものがあります。「目標を叶えるためにはやると決める、自分で決める、自分でしっかりと覚悟を決める」と何度も繰り返して話される言葉には力があり、こちらの背筋までがピンと伸ばされてしまうように感じます。

そんな「覚悟を決める」と言うことわざや禅語が何かあった気がしてググってみたら、そもそも「覚悟」と言う言葉自体が「迷いを去り、道理をさとること」という意味の仏教語だとか。広辞苑で調べてみると続いては「知ること」「記憶すること。暗誦すること」、そして「心に待ち設けること。心がまえ。」と言う言葉が出てきます。

その最後には「あきらめること。観念すること」とあります。

「諦める」といっても絶望とかギブアップという意味では無い

【今の立ち位置と向かいたい未来をしっかりと見つめること】

「諦める」というと夢をあきらめるとか否定的に考えてしまいそうですが、仏教語にいうのは現在の状況や叶えたい未来の姿を「明らかにしめ得る」と言う意味であって、そんな状態を「覚悟」と言います。それは誰かから「頑張ろうよ」なんて言われて決まるものではなく、自分で今の状況や立ち位置を悟った上で、そこからどんな未来を描きたいのか？そして夢を叶えた時のワクワク感や達成した姿を現在の自分の中に持てるのかを決めるということ。

だからこそ「覚悟を自分で決めること」がまず夢を叶えるための第一歩なのだと、大嶋さんは伝えているんじゃないでしょうか。

丘の向こうに待っている素敵な世界を胸に駆け上がる気持ちで

目標を見据えつつも、まずは「やる」ということを自分の中に覚悟すること。そこから夢は現実に近づいてくるようです。

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