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おざわやの代表のブログです

》墓石選びで検討すべき視点とは

2023.07.05

これからお墓を建てようとする時に、墓地選びと同じかそれ以上に悩む「墓石選び」で検討しなければならないポイントをお伝えするブログです。



御家族にご不幸があった時にお墓がまだ無い場合、だいたいは1年後の1周忌に向けて準備を始めていくことになります。


そんなご相談を受ける時にまずほとんどのご家族が「何から始めれば良いのか?」と迷われていますが、その第一は石屋さん選びではないでしょうか。ただ墓石って今どきはどこで造ってもらっても製品の精度はとても良いし、お墓に使う御影石だって世界中から優れたものが手に入ります。ですのでそこはご縁や紹介をいただいた石屋さんで頼まれるのが、何より一番だと思います。


ここではそんな石屋さんにお墓を注文するにあたって何を選んで、どこに注意すべきなのかをお伝えしたいと思います。




【墓石選びでまず検討すべきは《予算・墓石の形・石材の色》です】

まず第一にお墓造りで問題になるのは間違いなく「予算」でしょう。


30年前であれば「今乗っている車の価格くらい」なんて言われました。その頃で国産高級車は300万〜500万がいいところだったと思いますが、墓地と墓石含めてそのくらいの検討でお話に来られるお客様が多かったので、まさにお客様の乗ってくる車をしっかりと見てからお話に入っていたのを覚えています。でも今となっては車の値段はどんどん上がって、普通乗用車ならそこそこの車でもすぐに300万円を超してしまうし、高級車なら500万円くらいからしか買えなくなっていますよね。



では墓石はというと30年前から値上がりどころか購買価格帯で言えばまったく変わっておらず、選ばれることが多いのは100万〜200万円といったところです。大まかに言って墓石工事代に含まれるのは「墓石の価格(工事込み)+周辺設備(墓誌や塔婆立てなど)+外柵工事+基礎工事」といったところで、そこに当然ながら消費税の10%が掛かってきます。




「お墓は終の住処」なんて言われるように家造りととても似ています




ある程度予算が決まったら次に検討するのは第二に墓石の形です。


よく選ばれるのは昔ながらの縦長の和型墓石で、皆さんがお墓を一番イメージし易い形だと思います。それに対して横長で背が低くて威圧感が少ないと言われるのは洋型と呼ばれる墓石。ただこの洋型という名称のお墓は日本に特有のもので、例えばアメリカにはこんな形のお墓はなく、和洋折衷なイメージだけの洋型です。基本的な構造は和型とまったく変わりませんが、全体のバランスを横に広げてキリスト教のお墓のように背を低くしただけですが、実は使う石の量としては和型よりも多くなりがちで価格ももちろん量に伴います。



この二つの墓石の形で最も違うのはお墓の正面に彫られる文字ですが、和型の「〜〜家之墓」とか各宗派のご本尊様を彫ることが多いのに対して、洋型では「和・心・絆・思慕」のような標語的なイメージの言葉を大きく彫ることが多いです。逆にいえば洋型の墓石にはどんな彫り方も出来るのに対して、和型の墓石には一文字とか二文字の言葉はバランス的には似合わず、せめて四文字の禅語などが良いところで「和顔愛語・敬天愛護・春風駘蕩」などなら似合うかと思います。


お墓に彫り込む文字の例と選定方法についてのブログはこちら




弊店で取り扱うメインのデザインの和型墓石UNIVERSALと洋型墓石OUTLINE




第三に検討すべきなのは石材の色で、ここはお好みの部分でありながら価格にも大きく響く部分です。


例えば一番安い石材と言われれば、間違いなくどこの産地の石でも白っぽい色の石です。花崗岩としては世界中のどこでも取れるし、その分安定して供給もできる。そして白っぽい色の石材は色合わせがとても楽なので、大きな材料も簡単に手に入ります。それに対して上の見本画像のような濃い色調の石材は花崗岩ではなく、閃緑岩(せんりょくがん)とか斑レイ岩(はんれいがん)という分類のもので、色が濃いぶん濃淡のブレ幅が大きいので色合わせが難しくなります。そして石材としてもとても硬くて重いものになるので、採掘や加工に対するコストも花崗岩より高くつくため、価格としては高めになってデメリットになります。



ではこういった濃い色目の石材のメリットはといえば、上の画像でも分かるとおり陰影がはっきりして、まずはデザインの立体感がよく感じられること。これは白っぽい石材だとどうしてもベタっと平べったく感じるのと大きく変わる部分で、文字を彫刻した場合に色をペイントしなくても読み易いのも同じくメリットになる部分です。そして黒っぽい石だと長年の間に墓石につき易い《水垢》の黒ずみが目立たないのもメリットですが、反対に春の黄砂や埃などが付くと汚れとして目立ってしまうのはデメリット。その分、インド産の緑系の石材はどちらの汚れも目立ちにくい色なのがメリットとして近年人気です。




白い石は黒ずみが目立ち、黒い石は白く浮かぶ埃が目立つのは車の汚れと一緒ですね




白っぽい石は和型の墓石には似合うけど洋型には濃い色が似合うなど、デザインと石の色は密接に関係するし、それによっても価格に大きな差が出ることもあります。今日ご紹介した三つのポイントはそれぞれ別モノではなくすべて予算にも反映されてしまうもの。予算優先なのかデザイン優先なのか、はたまた国産の石材や産地にこだわるのかなど、どこにポイントを置くのかによって進めかたは変わってしまいます。


まずはご家族でそんなポイントについて意見を出し合ってみる所から、《家族にとってのお墓づくり》を始めてみてください。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい

・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい

・お墓に名前を追加して彫りたい

・お墓が壊れているところが気になっている

・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている

・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない

・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい


などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください


現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をください



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