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おざわやの代表のブログです

》雪中花のように凛と寄り添う想い

2024.01.17

阪神淡路大震災の被災地を訪れた当時の皇后さまが手向けられた水仙に思う、慎ましやかな美徳が幾久しく日本人の心を現すものであって欲しいなあ、というブログ。



元旦早々に起こった能登半島地震は、2週間が経った今でも多くの道路が寸断されて、まだまだ孤立している集落も多いようです。水道や電気にガスも大切だけれど、そんな復旧をするためにはまず機材を運び入れられる道路を通れるようにすることが肝心。そんな瓦礫や倒木などを退けて通れるように切り拓くことを「道路啓開(どうろけいかい)」と呼ぶんだということを、今回そんな作業に当たっている石川県小松市で建設会社を経営している、勉強仲間の江口さんのX(旧Twitter)のポストで初めて知りました。




石川県内の多くの建設会社が協力して行なっている啓開作業




より早く被災地の皆さんに最低限でもインフラを整えてあげられるようにと、皆さんが仕事以上の使命感で取り組んでおられることが感じられて、本当に頭が下がる思いです。



同じように29年前の今日、早朝5時46分に関西を襲った阪神淡路大震災は大都市を無惨に切り裂いて、6千人以上もの犠牲者を出しました。あの日も今日と同じように、前夜の誕生日の余韻に浸りつつ寝ていたところを襲った揺れに飛び起き、テレビの画面に映し出された街の様子に驚いていたことを思い出します。そんな中に見られた長田区の菅原市場の火事はまるでパニック映画の特撮のようにも見えて、思わず息を呑んだ現場では900名もの人たちが命を落とされたそうです。


その2週間後、まだ片付いてもいないそんな現場を慰問された当時の美智子皇后が、瓦礫の上に手向けられた花が話題になりました。




今朝の中日新聞のコラムに載せられた水仙の話




その花というのは皇居のお庭に咲いていたものを皇后美智子妃が自ら摘み取られたという、17本の白い水仙の花でした。水仙の花はまだ寒い時期の雪の中で花を咲かせる輪とした姿から「雪中花」という別名もあり、真冬から春に向けての晩冬の季語としても使われるとか。そんな花を焼けこげた瓦礫の上に手向けることで、厳しい現実からの復興という意味を重ねられたのでは?と被災者の心を打ち、その跡地は「すがはらすいせん公園」として今まさに植え付けられた水仙が咲いているそうです。



当時そんな逸話を聞いた時、正直まだ20代の僕には皇族のことなど興味もなく、他の政治家たちが避難所周りをするのと同じように人気取りとしか思っていませんでした。でも今相応の歳になって改めて見ると、こんな風に相手の状態や気持ちに寄り添うってなかなか出来ることではないし、季語なんて知っていなければ分からない思いを込めるなような細やかな配慮なんて尚更です。そうしてみると「象徴天皇」という言葉の通り、平安時代そのままに続くような風情や風流を保ち続ける皇族の皆さんの生活って、確かに貴重で類まれなものに思えます。




正月休みもなく動き続ける江口さんと従業員たち




でも国民誰もがそんな雅びな感覚で生きることはできないけど、代わりにそれぞれに出来ることはあるはずで、そんなことをブログに記してくれたのも江口さんでした。



「江口組さんはじめ、建設業の人は能登へ行って作業し偉いです。自分は何もすることありません」っていう方がいました。


僕はそんなことないと思います。


東日本大震災の時にこんな言葉を聞きました。(10年以上前のことなのでちょっと違うかもしれません・・・)


「ボランティアに行ける人は、ボランティアに行こう!
お金がある人は、お金を出そう!
知恵がある人は、知恵を出そう!
何もない人は・・・
何もない人は、とりあえず元気だそう!
その元気が被災地に届く!」


みたいな言葉です。


何もできないって人はいないと思います。何か自分ができることはあるはずです。


そして誰もができることは元気を出すこと。




遠くで何もできなくても、何が出来るかを考えて行動すればその想いは届くはず。


出来なければ少なくとも「元気を出すこと」であって、申し訳ないから大人しく自粛しようなんていうのはもってのほか。想いを込めた花を手向ける慎ましやかな美徳も啓開作業を続ける彼らのような労務もそれは同じことで、そしてほんの少しだけどと義援金を送るのも同じく力になるはずです。


みんながそれぞれで出来ることを考えて想いを差し向けることこそが、この先の復興へと繋がっていく祈りになるんだと思います。





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