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》食から歴史を見直す面白さ:映画『デリシュ』鑑賞記

2024.01.03

フランス革命に向かう人々の心の動きを食から見直してみると、歴史ってこんなところから動くのかも知れないなと感じた映画を紹介するブログ



美食の国と言われるフランスですが、そんな元となっていたのは王族や貴族たちの社交的な食事会であり、農民や庶民は自宅で食べる質素な食事ばかり。そんな時代からフランス革命に向かう頃、フランスで初めて誕生したレストラン「デリシュ」を描いた2021年のフランス・ベルギー映画です。



フレンチレストランの始まりなんてこれまで考えたこともなかったし、なかったことが不思議なほどでしたが、こうして歴史を重ねてみると納得がいったし、そんな歴史があったからこそ革命が起きたとも言えるんじゃないかと感じます。何より少し前に見た、『ナポレオン』のエピローグで斬首されるエリザベス女王の姿へと繋がっていく時代背景を思うと、ますます歴史の流れの興味深さを感じます。




《『デリシュ』のあらすじ》



1789年、革命直前のフランス。


誇り高い宮廷料理人のマンスロンは、

自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、

主人である傲慢な公爵に解任され、息子と共に実家に戻ることに。


もう料理はしないと決めたが、

ある日彼の側で料理を学びたいという女性ルイーズが訪ねてくる。


はじめは不審がっていたマンスロンだったが、

彼女の真っ直ぐな想いに触れるうちに料理への情熱を取り戻し、

ついにふたりは世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことになる。


店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう…。







当時のフランスでは美食というのはあくまで貴族や王族のためのもので、しかもレシピを一切変えることなく伝統的なメニューを提供するのが料理人た地に課された役目。創作料理なんて絶対に認められないもので、命令への不服従として罰されるほどでした。ましてや庶民が食事を楽しむなんてもってのほかで、食は神に近づくための大切なものとして王族や教会によって支配されていた時代。


そんな中で初めてのレストランを開くに至ったドラマを鮮やかに、そして爽やかに描き出した作品です。




【食に貪欲な2人の男がぶつかった事で始まる歴史ドラマ】

舌の肥えた公爵シャンフォールに雇われていた誇り高い天才料理人マンスロンは、息子と共に日々公爵の舌を満足させるためにその技量を磨いていました。そんな公爵は夜中決まった時間に夜食を食べるなどとにかく美食に飢えていますが、当時の社交界では伝統的なレシピでの料理が中心で創作は厳禁。



でもある日、公爵の開いた食事会に供されたマンスロンの創作料理「デリシュ」にジャガイモとトリュフが使われていたことから、激怒した公爵に厳しく叱責され、その結果名誉ある宮廷料理人の職を解かれることから物語が始まります。




公爵を喜ばせるためだけに生きてきたマンスロン




この時初めて食べた「デリシュ」をとても美味しいと喜んでいた公爵でしたが、料理にジャガイモとトリュフを使っていたことから「豚扱いされた」と招待した客が腹を立てたことから、公爵はマンスロンに謝罪しろと言い付けますが、誇り高いマンスロンはそれを断ります。当時、非常に恐れられていた伝染病の原因として地下の食べ物にあると、絶対的な権威を持っていた教会に禁止されていたのがまさにジャガイモやトリュフなのでした。



結局お互いの誇り高さが邪魔をして、田舎に帰ることになったマンスロン。彼は料理人としての道に絶望し、ただ田舎暮らしをしていこうと心を閉ざしています。そんなマンスロンの元に弟子になりたいという謎の女性ルイーズが現れ、再びマンスロンの運命が動き始めます。




ルイーズとの出会いがマンスロンに新たな料理の喜びをもたらす




当時、身分や血筋による格差は歴然としていて庶民は食を楽しむなんて許されておらず、そもそもそんな機会はなかった。でもルイーズのアイデアで宮廷料理人だったマンスロンの料理を手軽に楽しめる旅籠を街道沿いに開いたのが評判となり、やがて噂を聞きつけた公爵からも食事会を開いてほしいとオーダーが入りますが、結局身勝手な公爵はその日お店に現れずに憤るマンスロン。それでも彼の料理の素晴らしさをすべて分かってくれるのは公爵の肥えた舌だけで、それがあってこその彼の料理だというジレンマにも悩みます。



でもあるとき突然彼の元を去るルイーズ。


そんなルイーズの正体や本当の目的が明らかになっていくに従って、次第にマンスロンの気持ちにも変化が現れていき、更に彼のレストランを訪れる客たちさえもマンスロンのレストランから「料理の味を楽しむ」ということを知って、公爵たちの理不尽な振る舞いへの怒りがさらに高まっていく。




公爵の尊大な態度に人々の怒りが向いていく元となるのも「食」だった!




こうして彼の料理が元になって民衆の心が動かされ、それがやがてフランス革命に繋がるように時代が動いていく様子も、この作品の中でとても興味深く感じられます。





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