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》イラン革命に巻き込まれた大使館員たちを救った映画:『アルゴ』鑑賞記

2023.07.03

1979年のイラン革命の際に暴徒化した市民に占拠されたアメリカ大使館、そこから逃れた6人の大使館員を国外に逃がすために実行された、とんでもない作戦の真実を映画化した作品の感想をブログに。



そもそもイラン革命の本質がどこにあり、そこからアメリカに対してなぜ怒りを向けるのかさえ知らず、そこから事件の裏にこんな《映画のような作戦》が隠されていたとは、本当に驚いてしまうことばかりです。



独裁者から国を取り返したイラン国民が暴徒化し、その独裁者の権利を守ったことから反感を買ったアメリカの大使館を占拠。そこから逃げてカナダ大使館に匿われた6人の大使館員は、見つかれば間違いなく街頭に吊し上げられてしまうことから、CIAがなんとか彼らを国外脱出させようとする作戦名が「ARGO(アルゴ)」で、その実行された奇想天外な救出劇を描いたのがこの作品です。




《『アルゴ』のあらすじ》



全世界を震撼させた、歴史に残る大事件が起きたのは、1979年11月。


革命が吹き荒れるイランで、過激派がアメリカ大使館を襲撃、大使館員を人質にとる。


彼らの要求は、悪政の限りを尽くしてアメリカに逃げた前国王の引き渡しだった。


混乱のなか裏口から6人が脱出、カナダ大使の家に身を隠すが、見つかれば公開処刑は間違いない。


絶望的な状況を打破するため、CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデスが呼ばれた。






【絶体絶命の危機を打開する作戦はニセ映画】

先日こちらで紹介した『AIR/エア』での監督兼助演ぶりが見事なベン・アフレックが、それまでにどんな作品を監督してるのかな?と見たところで、2012年公開でアカデミー作品賞ほか三冠というこの作品のことを知りましたが、その映画はもちろんですが実際に行われたというその作戦がハンパない!こうして映画として見ても信じられないくらい、まるでフィクション映画のような作戦(笑)です。



悪政の限りを尽くした国王をクーデターによって、ついに追い出したイラン国民。ところがその国王が末期癌に蝕まれているということで、人道的な見地から入国を許可したアメリカに対し、怒ったイラン国民がテヘランのアメリカ大使館を占拠。その国王と人質となった大使館員たちを交換するよう求めていましたが、占拠される前に裏口から6人の大使館員たちが逃げてカナダ大使公邸に匿われていました。そんな彼らはもし見つかってしまえば公開処刑は必至で、そんな彼らを救うために抜擢されたのが人質奪還のプロ、アントニオ・J・メンデス(ベン・アフレック)。




アメリカ大使館に傾れ込む市民を捉えた実際の写真(Wikipediaより)




市内はもちろん空港も監視されている中で6人を国外に脱出させる手立てはなく、彼らが逃げていることに気づかれるのも時間の問題と言われていた中で、メンデスが立てたのが「ニセ映画をでっち上げてカナダ人スタッフとして彼らを国外に連れ出す」という普通ではあり得ない作戦。実際にハリウッドの監督や脚本家まで巻き込んで進められ、マスコミに対しても正式な作品として記者発表もして、製作のための事務所まで構えていました。



そんな偽装工作が功を奏して、映画雑誌や新聞などにも映画の宣伝広告が載ったことで、さらに信憑性が高まりました。こんな破天荒な作戦ながら、どんな世界観も映像化してお金に変える(笑)ハリウッドだからこそ成し得たのかも知れないし、誰もが実現不可能にしか思えなかいほど「あり得ない作戦」だったからこそ、相手を騙せたのかも知れませんね。




映画用のポスターや台本も用意され、出演するキャストさえも騙していました




そんな作戦の内容はぜひ映画の中で見て欲しいのですが、何よりその作戦後もCIAやアメリカは関与を完全に否定していたので、その後メンデスに出された勲章も機密扱いで本人には渡されず、1997年に秘密を明かされるまで取り置かれたとか。そして時のカーター大統領は彼ら6人の脱出には成功したものの、残る52人の大使館員はその後も444日間にも渡って軟禁され続け、それが原因の一つとなってカーターは大統領選でロナルド・レーガンに敗れます。



しかしこれほど大きく世界が動いた事件の影に、CIAとハリウッドの最強タッグがあったなんて事実はほぼ知らされずで、この映画を見て初めて知るという人も多いんじゃないでしょうか?事実は小説より奇なりって言いますが、「映画界もなかなかに奇なり」って思わせる作品でした。





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