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》伝説の名作と名選手の知られざる誕生秘話:映画『AIR』鑑賞記

2023.06.26

今なお色褪せない伝説のプレーヤーマイケル・ジョーダンとその名前を冠されたシグネチャーモデルの「AIRJORDAN」。その両者の誕生秘話をスニーカー側から描かれた作品の感想をブログに。



ボクが高校に入った時は、それこそ「スラムダンク」が週刊誌に連載されて大人気。


中学までは運動部に入っていなかったのですが、一念発起して入った高校のバスケ部は、リアル花道みたいな先輩ばかり(笑)で顧問もロクに指導しないような部。その割には入部の慣例で体育館の真ん中で歌わされるわ夏の合宿は内海でナンパと、全然思ってたのと違ってて、それなのに練習中は「水飲むな!」で我慢ならず半年で退部…。そんな事もあって以降はまったくバスケに興味もなく、スラムダンクだけ読む日々でした笑。



そんなボクでも流石にマイケル・ジョーダンがスーパープレイヤーだということと、その名前を冠したシグネチャーモデルがとても高く取引されることは知っていて、しかもこのストーリーにはそれまで新興の弱小ブランドだったNIKE社がこの件に関わったことで、世界的ブランドとなっていくことが描かれています。




《『AIR』のあらすじ》



1984年、人気がなく業績不振のナイキのバスケットボール・シューズ


ソニーは、CEOのフィルからバスケットボール部門の立て直しを命じられる


競合ブランドたちが圧倒的シェアを占める中で苦戦するソニーが目をつけたのは


後に世界的大スターとなる選手マイケル・ジョーダン


当時はまだド新人でNBAの試合に出たこともなく、しかも他社ブランドのファンだった


そんな不利な状況にもかかわらず、ソニーは驚くべき情熱と独創性である秘策を持ちかける。


負け犬だった男たちが、すべてを賭けて仕掛ける一発逆転の取引とは…!?







【NIKE社の命運を分ける事になるのは選手の資質か担当の暴走か】

この映画はアマゾンスタジオ作品で、監督と出演を兼ねたベン・アフレックと見事な中年太りっぷりで『ジェイソン・ボーン』と演じ分けたマット・デイモンの二人が作った制作会社「アーティスト・エクイティ」の第一弾として、2流バスケットシューズメーカーが伝説となる選手の契約を勝ち取るまでの取り組みを描いたストーリー。



ランニングシューズとしてはカールルイスが金メダルを獲るなど既に世間に認められていたナイキ社で、CEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)から不振のバスケットボール部門の立て直しを命じられていたソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)。ともかく次世代の一流選手との使用契約をまとめて、それを足がかりにバスケットボールでもシェアを拡げようとしていましたが、いかんせんアディダスやコンバースは既にネームバリューがあり選手からの人気も高く、対するナイキはランニングで白人が履くヤワな靴というイメージだったんでしょうか?




ジョーダンがシカゴブルズ入団に合わせて履いたエアジョーダン1(画像はABCマートより)




物語は当時ナイキ社が社是としていた、


《我々のビジネスは変化である→プロセスより結果が全て、ルールに逆らえ→あるもので賄え→仕事は完結するまで終わらない→ラクな仕事はない→正しい行いは自ずから利益を生む》


の順にストーリーを進めつつ、いかに天才的なプレーヤーを見出して《ナイキ嫌い》で知られていたマイケルとの契約を、いかにして結ぶことが出来たのかを描いています。そもそも5本の指には挙がっていても、そこまで評価の高くなかったマイケルを推したのは、あるワンプレイに注目したソニーの独断。彼は全米高校オールスター戦を企画して形にした当人で、高校生プレーヤーたちを見る目は誰より確かな彼は他の選手にも分配するはずの契約金を彼一人に絞ろうと提案。しかもマイケルが気に入るようにと専用のモデルを開発することを提案しようとしますが、そもそも交渉の席にマイケルが着くのかさえ分かりません。




この映画はリクルートだけじゃなくエアジョーダンの開発秘話でもあります




さらには当時NBAの「靴は半分以上の部分が白くなくてはならない」というルールがあり、それを破ると試合ごとに違約金が発生するというのを逆手に取り、看板代(話題作りとしての)としてない記者が払うことを提案。マイケルが入団する予定のシカゴブルズのチームカラーである黒と赤を大胆に配した、全く新しい革製のバスケットボールシューズを開発。そしてそれらの交渉をしている間もマイケル本人は背中くらいしか登場せず、ソニーと話すのはマイケルが全幅に信頼を寄せている母親のデロリス。それを演ずるのは、近年『マ・レイニーのブラックボトム』『消えない罪』、そして何より大好きな映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』でも強い女性観を魅せてくれていた、ヴィオラ・デイビス。



今作ではマイケルの敏腕交渉人として各シューズメーカーのリクルーターとやり取りしますが、元々「ナイキ嫌い」というマイケルには契約の意思はなく、残る希望は母親のお眼鏡に叶うこと。バスケットボール界のリクルートに関しての深い想いを持っていたソニーは直談判して、ライバルメーカーの動向やリクルーターの言いそうな事を母親に流しておくなど周到に事を進めたことから、同じく交渉の席に並ぶ事を許されます。




掟破りの直談判で母親の興味を惹き、交渉の意図を伝えるソニー




他のメーカーはマイケルが自社の靴を履くことで「マイケルは最高のバスケットボールプレイヤーとして成功出来ますよ」と簡単に伝えてナイキと同額のオファーを申し出ますが、自社の利益優先なことは見え見え。対するソニーはマイケルは他の何者でもない存在だと伝え、「君は白人主体のスポーツ界で成功するだろうが、それでも徹底的に叩かれ裏切られたりもするだろう」と本心から伝え、そこでは実際にその後マイケルに起こる出来ごごとがフラッシュバックのように流れます。そして最後にフィル・ナイトが即決した契約条項は、その後のアマチュアスポーツ選手たちの地位が大きく向上したことにも貢献しています



他にもバックに流れる音楽が1980年代のヒット曲ばかりだったり、ファッションなども恥ずかしくなってしまうくらい当時の風潮そのままだったりするのも懐かしくて良し。そしてエンドロールに流れる当時のマイケル・ジョーダンのプレイする姿は、いま見直しても見劣りするどころか、もし今同じ選手が出てきてもスーパースターとして改めて活躍できそうな空気感です。もちろん誰もがこの契約の結果はよく知っている筈ですが、それでも契約へ向けての熾烈な交渉劇は、『ザ・エージェント』や『ドラフト・デイ』のようなギリギリまでひりつく様な展開を思わせます。


「靴はただの靴。誰かが履くことによって、意味が生まれる」



この交渉で何が起こっていたのか、ぜひご覧になってみてください。





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