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おざわやの代表のブログです

》苦しみや悩みからなかなか離れられないのが人間

2024.03.21

このお彼岸に関わらせていただいた2軒のお墓で思った、苦しみや悩みの元となる執着を離れられないヒトの性(さが)についてブログに。



昨日お中日が終わって、あと残り三日間となった春のお彼岸。


この間にお墓での回向(えこう)参りをいくつかお手伝いさせていただきましたが、たくさんの笑顔に立ちあわせて頂けることには感謝ばかり。大はしゃぎなちびっ子たちが活躍する大家族での楽しげなお参りあり、目が悪くなってしまったお祖母ちゃんを連れてきてくれた優しい孫娘の姿あり。または足が悪くなってしまったので多分お墓に来られるのは最後になるかも?なんて淋しいことを伝えていただいたお客様ありと、それぞれの人生で悲喜交々な中心にお墓があることを改めて感じました。



とあるお墓では亡くなったお母さまの戒名を彫らせていただき、その納骨に立ち会わせていただきました。


いざ納骨しようとお墓の蓋を開けてみると大きな壺が入っていて、またその中に小さな骨壷が収まっていました。それはどうやら50年ほど前に早逝されたご主人さまのお骨らしく、この際に奥様と揃って土に返してあげようということで、壺から出して同じくサラシの袋に入れ直して納骨させていただきました。




骨壷から出すことでお骨は土に還っていきます




それを見ていたご家族の1人が「お母さん、お父さんと同じお墓になんて入ってやるもんかって言ってたけど?」なんておっしゃいましたが、「大丈夫だよ。ナントカに口無しって言うし、久しぶりに仲良く喧嘩でもしてるんじゃない?」なんて皆んなで笑っている様子を見て、こちらまで温かな気持ちになりました。



そしてまた別のお墓では、いつも通りにご家族でお参りする姿が見られたのに「もうしばらくしたらそこはお墓仕舞いすることになると思う」と、その様子を見ていたご住職が言われました。そのお墓には3年ほど前に亡くなったお父さまを納骨しましたが、先日お亡くなりになった奥様はそこには入らず、その子供たちもやはりそこに入るつもりはないとのこと。どうやらお父さまがとても厳しい方だったようで、そんな事から家族関係が難しくなってしまったとのことでした。







それから程なくして、同じお墓の前にそこそこの年配の男性たちが20人近くもお参りされていて、「ご親類でも無いし」と不思議に思ったご住職が声を掛けられたところ、3年前亡くなったご主人に以前お仕事の指導を受けられていた方たちだということでした。「大変厳しい方でしたがそのお陰で今の私たちがある」として、揃って生前お世話になった先生のお墓に手を合わせに来られたそうです。


同じ厳しさでもご家族には耐え難かったとは、何か想いのかけ違いがあったのでしょうか?



どちらのお墓も同じような境遇で同じようにお墓参りにも来られていたご家族なのに、生きている間に遺恨や拘りを残したかどうかだけのことで、どうしてここまで後の扱いが変わってしまうのかな?と深く考えさせられてしまいました。







【苦しみや悩みから離れられないから宗教がある】

仏教ではこんな遺恨や拘りといった思い込みを「執着(しゅうじゃく)」と呼んで、生きる上で苦しみを生む原因として捉えられています。物欲や情欲、そして怒りや悲しみの感情などに捉われて追いすがったり引き止めたりしてしまい、それが頭から離れないから苦しみを感じてしまう。そんな状態を仏教では「無明(むみょう)」と呼んで、真実に目を向けられない状況をいいます。



執着してしまうくらい大事なことを手放すのは、まるで自分らしさを失ってしまうようで怖いことです。


でもそんな執着って実は普遍のものではなく、この世は関係性によってどんどん移り変わっていくものなんだから、ただ怖がらずに手放してみれば良いだけのこと。この世を去るときにはすべてのしがらみや拘りを水に流して、まっさらな気持ちであの世に戻っていかなければ、あちらでも同じように執着という沼のような地獄にハマってしまうように感じました。





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