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おざわやの代表のブログです

》これで良いと心から感じられる覚悟があればいい

2024.03.13

ネットで見かけた寓話から思う、生きるということの意味や目標について想いを巡らせてみるブログ。



ネット上でたまたま見掛けたのは『メキシコ人漁師とアメリカ人旅行者』のお話。



小さな漁船がメキシコの小さな漁港に着いた。
休暇で港にいたアメリカ人の観光客が、船から下りてきたメキシコ人漁師に尋ねた。

「生きのいい魚が大漁だね。どれくらい海に出ていたの?」


「昼の数時間だけだよ」


返答に驚いたアメリカ人は「もっと長い時間、漁をして、もっといっぱい捕まえればいいじゃないか」と提案すると、漁師は「家族はこれで十分食べていけるよ」と答えた。


「それなら、漁をしていない時間は何をしているんだい?」とアメリカ人。
漁師は「ゆっくり起きて、家族と時間を過ごすんだ。夜は友人とバーで飲んで、ギターを弾きながら歌うのさ」と楽しげに話します。







アメリカ人は信じられないと、首を振った。
「私は、ビジネススクールで経営学を学んだ。君はもっと漁をして魚をいっぱい捕れば、大きな船が買えるよ。大きな船ならばもっと多くの魚が捕れる。会社だって設立できるよ」


「それにはどれくらいの期間がかかるんだい?」


「20年か25年ぐらいかな。そして会社の経営がうまくいけば、上場して株を売って、億万長者にもなれるさ」とアメリカ人は胸を張った。


「へえ、その後は?」とメキシコ人は不思議そうに聞いた。


「成功したら引退して、海の近くの小さな島でゆっくり暮らせばいい。朝はゆっくり起きて、子どもと遊んだり、ちょっと釣りをしたり。夜は友人とバーで飲みながら、楽しい時間を過ごせるよ」と。




あなたはこの話から何を感じたでしょうか?




【正解なんてなく、あるのは「何を選択するか?」ということだけ】

この話を初めに読んだときは「金儲けに目のくらんだエリートアメリカ人の滑稽さ」が書かれているんだな、と簡単に思ってしまいました。確かに魚をたくさん獲って売り、そこから商売を拡げて法人化するために20〜25年の時間を要しても、その結果に得られる豊かな時間はどちらも同じように思えます。



でも実際にこのエリートアメリカ人は仕事の休暇をメキシコの小さな島で過ごそうと旅行に来ているわけで、メキシコ人漁師が日々の暮らしをそのまま続ける中でアメリカに旅行に行けるか?といえば、そのチャンスはきっと来ないでしょう。おまけに漁師の子供が大学へ行って学びたいと思っても漁師にはその余裕はなく、結果子供たちも同じように漁師を続けるしかないでしょう。




幸不幸は誰かが決めるものではなく自分の心が選んでいる




でも漁師が家族との穏やかな暮らしを望むことが悪いわけでもなく、そんな時間を犠牲にしてしまう25年間を滑稽に感じてしまったとしてもおかしくはありません。その逆にエリートのアメリカ人が25年もの時間をただ犠牲にしているかといえば、彼はそんなビジネスを成功させるという体験をずっと楽しんでいるはずだし、その成果で得た豊かな時間は何よりの喜びなはず。



要はどちらもそれぞれに大切にしていることがあり、そんな価値観を相手に理解させようとしてもそれは無駄なことで、自分なりの選択を大切にすることこそが幸せに繋がるはず。一番不幸なのはそんなビジネスプランに乗せられて、中途半端に商売っ気を持ってしまった漁師が慣れていない金勘定をしてしまうことでしょう。




投資話に踊らされる事件はいまだに減りません




つまりこの寓話には正解はなく、ここでの学びは「それぞれが正しいと思うことを選択する」のが大切だということで、「これで良かった」と心から思える選択をするべきということ。


ところで「これで良いんだ」、といえば・・・




画像は赤塚不二夫公認サイトより転載




赤塚不二夫さんの大ヒット漫画『天才バカボン』は、ハチャメチャな父親を持つ少年バカボンの日々を描いたものですが、タイトルとは違って主役として活躍するのはそんなバカボンのパパのほう。ドタバタした挙句に「これでいいのだ」で締めくくる漫画のタイトルの元になっているのは、実はお釈迦さまだということをご存知でしょうか?



バカボンというのは、サンスクリット語で「Bhagavan(バガヴァーン:薄伽梵)」というお釈迦さまが悟りを開いた状態を表す言葉(Buddha)が元になっていて、いつも街を掃除しているレレレのおじさんは先日ブログでも紹介したチューラパンタカという偉いお坊様がモチーフ。そしてバカボンの弟でとても賢いはじめちゃんの名前は、赤塚不二夫さんが懇意にしていたインド哲学の大家である中村元さんから取られたもの。







誰にでも来るこの世の最後に「これでいいのだ」と笑って言える人生。そんな人生を楽しみつつ過ごしたいものですね。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

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少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います






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