おざわやの代表のブログです
2024.02.19
「そう言われてもお墓の石なんて燃えないでしょう」と言われる方もみえると思いますが、実際に2013年に京都の伏見稲荷大社で起こった火事はロウソクが原因で、しかもその犯人はカラスでした。
ロウソクを咥えるカラス(画像はyahooブログ一期一会さまより)
この時はカラスが火が着いたままのロウソクを咥えて持ち去ったことから火事になったようですが、特に植物性の和ロウソクはカラスの大好物です。お墓ではまず皆さん化学系の洋ロウソクをお使いだとは思いますが、上の写真でもみられるように洋ロウソクだからといって安心はできません。まずはお参りが終わったら火を消すことをオススメします。
次に火を消したからといって、立てたまま帰ってはいけない二つの理由はロウが溶けてお墓に悪さをするから。
ロウソクは良い状態で燃焼すればほとんどロウは垂れませんが、お墓のように風が吹きやすい場所では垂れたロウが下に流れて、ロウソク立ての金具の隙間に入り込んで、風除けの筒などをくっ付けてしまいます。そして次にお参りに行った時、掃除で固まったロウを除去しようとしたり、くっ付いて離れなくなってしまった金具を無理に外そうとして壊してしまうケースがよくあります。
ロウと灰が混ざって固まるとなかなか綺麗に掃除出来ません
ほとんどのロウソク立て金具は、台座の皿とその根元がネジで締め付けてあります。
初めはそのネジが緩むだけなので締め直せばいいのですが、そんなことを何度も繰り返すうちにネジが効かなくなったり、折れて壊れてしまいます。上の写真の金具はロウソク立てが根元で折れてしまっていますが、それでもロウソクの風除けは台座から抜けずくっ付いたまま。金具の皿の部分にも溶けたロウソクが溜まったままで、線香の燃えカスや灰までがくっ付いてしまっています。
こうなってしまうと金具を丸ごと交換するしかなく、金額も安いものではないので痛い出費です。しかも同じことを繰り返せば、また必ず同じ結果になります。
そして一番厄介なのは、溶けて垂れたロウソクがお墓の石に染み込んでしまうこと。
皆さんはお墓にロウが垂れても剥がせばいいと思われているようですが、夏など太陽の熱で溶けたロウソクはお墓の石の上で何度も溶けたり固まったりを繰り返すうちに、次第に磨いてあっても石の粒子の間に入っていってしまいます。こうなってしまうと染み込んだロウを取ることはほぼ不可能だし、黒々としたシミはずっと残ってベタベタしているので、後についたホコリなども付きやすくなります。
ロウの垂れ具合で作況を占う津軽の奇祭「沢田ろうそくまつり」より(Photo by ワシミミズク)
ロウソクってお参りさえ終わってしまったらお墓にはもう用が無いもの。お線香はよほど悪さはしないのでそのままでも大丈夫ですが、次にお参りに来る時の手間を避けるためにも、お参りが終わったらぜひロウソクは抜いて帰ってください。
ただしその際には、水でしっかり火を消してからゴミ入れに捨てることもお忘れなく!
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし、洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!