おざわやの代表のブログです
2024.02.17
さてお墓の周りは清らかになって、お参りの準備は整いましたね。
これからお墓に向かって手を合わせる訳ですが、その初めにはまずお墓にお清めの水を掛けるところから始めてください。こうお伝えするとよく「ご先祖の頭から冷や水を掛けるなんて!」と言われる事がありますが、それには全く心配に及びません。何故なら墓石がご先祖そのものでは無く、墓石はあくまでご先祖さまの遺骨を自然に還すために安置する器でしかないからです。
初めに周囲を掃除して墓石を洗い流して清浄になった聖地を、さらに清らかにするため墓石の頭からたっぷりと冷たいお水を掛けることで、この世の穢れを祓うという行為なんです。
これは神職の方が滝に打たれたり、冷たい川や海で禊ぎ(みそぎ)をするのと同じで、凍えるような冷たく清らかな水でなければ意味がないこと。それがもし「寒くないように」とお湯を掛けたらただの打たせ湯になってしまいます。もっと身近な例でいえば、皆さんが神社に入る前に洗う手水だって同じで、どんなに寒い冬だって皆冷たい水で手を洗って口を濯ぐはずです。
そんなつもりで墓石の頭の上からたっぷりと清水を掛けてあげてから、いよいよ手を合わせて心静かにお参りです。
この時には出来ればいつも世話になっている宗派のお経を唱えていただくのが一番良いとは思いますが、ただ手を合わせるだけでもOK。そんな子孫の姿はお墓の中のご先祖さまたちにはお見通しで、それはきっと以心伝心。最近いいことがあったとか悩みがあるとか、そんなことはわざわざ言わなくても、お墓の前に来ただけでスマホのBluetoothやWi-Fiのように遺伝子の繋がりで伝わってしまっていると思います。
ただ安心して安らかにお休みくださいと願う心は、そのまま自分にも返ってきます
ちなみに檀那寺が浄土宗の僕は、お墓まいりの際には香偈(こうげ)・四奉請(しぶじょう)・三宝礼(さんぼうらい)と順に唱えてから、開経偈 (かいきょうげ)。そして舎利礼文(しゃりらいもん)か般若心経(はんにゃしんぎょう)を唱えて、締めは摂益文 (しょうやくもん)に続いて南無阿弥陀仏を10回唱える十念、そして最後に総回向偈(そうえこうげ:回向文)を唱えてお参りを終えます。
この最後に読む回向文(えこうぶん)というのは、特に仏教独特の考えを表すもの。
それぞれの宗派によっては違う文言ながら、お経を読んだ最後には必ず読まれるものです。回向文とは「回転趣向(えてんしゅこう)」の略で、「この功徳を他へ回らせ、さし向けてください」という意味のお経です。つまり「このお経を読んだ功徳は私に下さい」という【自利(じり)】ではなく、「この世のすべての人に差し向けてください」という【利他(りた)】の心なんです。
こうしてお経もある程度意味を意識しつつゆったり唱えると、読み終わった時にはすっかり心が落ち着いています。
ただ手を合わせるだけでも充分思いは伝わります
もし読むべきお経が分からない場合は、「なむきえぶつ・なむきえほう・なむきえそう」という帰依三宝(きえさんぼう)を3回続けて唱えていただくだけでも大丈夫です。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし、洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!