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》誰でも知っている物語の誰も知らなかった真実:映画『ウォルト・ディズニーの約束』鑑賞記

2022.02.08

誰でも知っている「メリー・ポピンズ」がもしも全く別のテーマを描いていたとしたら?

本当は別の映画を紹介しようと思っていたのに、昨晩観たこの作品が余りに見事で興味深過ぎて、書かずにいられない!という原題『Saving Mr. Banks(2013年)』の感想をブログに。



史実を元にした映画が大好物なんだけど、そんな中でもこの作品はフィクションの世界と現実と過去を行ったり来たりするうちに本当のストーリーが次第に炙り出されるという、他にはない描き方が見事なストーリー。20年以上も映画化したい!とオファーしてきたウォルト・ディズニーと、20年以上も断り続けてきた作者のパメラ・L・トラヴァースの二人が映画を作り上げていくストーリーです。


原作は仕事人間の父親バンクリーのために暗くなりがちな家族の元に「魔法のように」やってきた家政婦によって、次第に家族の絆が取り戻されていくという皆さんご存知なメリー・ポピンズの物語。あくまでそんな物語の世界観を守りたい原作者パメラとそんなファンタジーが大好きで映画化して世界に届けたいウォルト・ディズニーの2人が、互いの思惑をぶつけ合いながらやっとの事で創り上げたのがジュリー・アンドリュースが主演の映画「メリー・ポピンズ(1965年)」。そんな中に隠された「本当のテーマ」を見出していくストーリーは、20年以上映画化をオファーし続けたウォルトの想いがどのようなものだったのか?そしてパメラが20年間それを拒み続けた理由が何だったのかを、観ているこちらも一緒に探していくような展開です。



このふたりの影の演出もサイコーにオシャレ!



監督は「パーフェクトワールド」の脚本や「幸せの隠れ場所」も監督した、物語の本質を語ることなくジワジワ炙り出すような作品作りが大好きなジョン・リー・ハンコック。ウォルト・ディズニー役は言わずと知れたオスカー俳優のトム・ハンクス。そしてパメラを演じたエマ・トンプソンはこの作品でゴールデングローブ主演女優賞を受賞しています。




【知っているつもりのストーリーの裏に隠された作者の思い】

映画作りと同時多元的にパメラの過去が流れて、「メリー・ポピンズ」の中で描かれる仕事一辺倒で厳格な父親バンクリーの姿が、銀行の仕事が上手くいかずアル中になってしまった父トラヴァースに重なり、そんな窮地に現れた親戚の叔母さんがメリー・ポピンズの姿へと重なります。
でもそれはこれまで誰でも知っているメリーポピンズ。


家政婦メリー・ポピンズによって救われる筈のバンクリー氏は、パメラが現実には救えなかった父トラヴァースに重なって、その苦しみからパメラは映像化しないんだろうなと想像しながら観ていました。でも次第にもっと深いところにある本当の意味をトム・ハンクス演じるウォルトが解き明かしていくことで映画は完成します。それによってパメラがメリー・ポピンズに何を投影して、なぜウォルトがあれほどまでに徹底したディズニーの世界を作り上げてきたのかまでも浮かび上がらせていきます。



父トラヴァースとギンティー(パメラ)の思い出の1シーン



でもそんないい話ばかりじゃなく、チャイニーズシアターでのプレミア上映にまさかのパメラを招待しなかった(笑)とか、完成した映画を見ながら号泣するパメラの想いを気遣うウォルトに「そんなんじゃない」と打ち消すパメラのやり取りが可笑しくてまた二人の表情が愛おしい。またポストクレジットでは製作者たちとやり取りするパメラの肉声が流されて、このストーリー自体が本物であったことを窺わせます。更にウォルトがタバコを吸うシーンや自身の幼い頃の辛い思い出を語るあたりは、この物語をより深く知るためとはいえ、よくウォルトディズニー社が認めたものだと感心します。


そしてこの作品づくりに参加して、映画の中にも登場していた作曲家のシャーマン兄弟を描いた「ディズニー映画の名曲を作った兄弟」もDisney+で配信中のようなので、こちらも見るとさらに物語が深まるかもしれません。






この作品の邦題「ウォルト・ディズニーの約束」は珍しく良いなと思ったけど、見終わってみるとやっぱり原題「Saving Mr. Banks」の方が胸にずしんと突き刺さります。





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