おざわやの代表のブログです
2022.02.09
以前からこのブログでもよく取り上げることの多いお線香。
よくお墓参りの時に火がつかなくて困っている姿や、火が着き過ぎて煙に燻されて目が痛い!といったような姿も見掛けます。またお家の仏壇で焚くにも匂いが強いのが好きじゃないということで煙が出ないものとか、フローラルな香りのものを使うご家庭もありますね。
ではそこまでしてお線香を焚く意味ってなんでしょうか?
お香ってどのくらい昔からあるかというと、古代オリエント文明とかメソポタミア文明で既に乳香とか没薬と呼ばれる樹液が使われていたというくらい古い歴史があります。この二つのお香は金と同じくらいの価値があると認められていて、聖書にはイエスキリストが生まれた時に東方から来た賢人から、このお香が送られたとの記述もあるとか。そしてもともと人は古代文明の頃から火の中に神性を見出していて、エジプト文明では神に火を捧げるような壁画も残っています。
お香の原料となるのは木の樹皮や根、葉などと樹液が固まったものが主で、麝香(じゃこう)や龍涎香(りゅうぜんこう)のような動物性のものもありますが、仏教ではもちろん植物性のものしか使いません。そんなお香は原料を擦り潰したままの粉を身体に塗る塗香(ずこう)と、潰して練ったものを火で焚く焼香とに分かれます。焼香には炭に乗せて焚く抹香(まっこう)と練って整形した線香があって、普段はほとんどそんな線香に直接火を着けて使うことが多いと思います。
そして仏教ではそもそも「香積如来(こうせきにょらい)」と言って、仏の世界(極楽浄土)では良い香りだけを口にして暮らしていけるとされています。そして我々人間界でも「香華灯明(こうげとうみょう)」といって、仏さまへのお供えはまずお香を焚くのが一番先だとも言われているくらい、お香は大切なものと考えられています。
でも先にお墓で見掛ける姿として紹介した、なかなか火が着かないとか煙たいというのは、まず直径2センチくらいに束ねたままのこんなお線香ではないでしょうか?これは練って固めたお線香は折れやすいためこうして束ねてあるのですが、なぜかお墓などではそのままで焚くのが当たり前になってしまっています。
以前のブログでもお線香の焚き方について書きましたが、こんな束のままではなくバラの線香を数本だけなら火が着き易いし、煙も少なくて済みます。でもそれじゃあ煙が足らないんじゃないの?と思うかもしれませんが、煙は量が問題なんじゃなく香りの良さです。そしてお線香は中に含まれる香木の成分が多いほどに香りが良く、その分お値段も高め。
そしてお高めなお線香なら少ない量でもしっかり香るので、数本ずつ使えばコストはそれほど変わりません。
そしてそんなお線香は折角の良い香りを我々凡人の吐く息で穢さないように、着いてしまった炎は吹かずに消すのもお忘れなく!
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい
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【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。