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おざわやの代表のブログです

》お墓も城も基礎とそもそもの理念が肝心

2023.06.21

名古屋城本丸を木造復元を目指す名古屋市の向いている方向が、お墓仕舞いに向かうお墓と似ている気がするという四方山話なブログ。



少し前にニュースで見たのは、名古屋城本丸を築城当時の姿で復元したいとする名古屋市が開いた、市民フォーラムでの一コマ。


築城当時の姿にこだわる名古屋市に対し、車椅子で生活している方から「なぜエレベーターの設置を認めてくれないのか?」と求めたところ、参加者の数名から差別的な反対意見が出されたそうです。それに対して「これまでも差別的なことには慣れているつもりだったけど、この時は久しぶりに死にたい気分になった」と当事者が後のインタビューに答えたとか。そんな差別的な意見を聞いていた名古屋市長は締めの挨拶で「色々な意見はあったけども、闊達な話し合いが出来たことは良かったんじゃないかな?」といつもの妙な名古屋弁で、薄ら笑いを浮かべていたのが印象的でした。



そしてそんな名古屋城の木造復元以上に大事じゃないかと思うのは、その基礎となる石垣の保存と復元について。


先の熊本地震でも天守の崩落とともに問題となったのが崩れてしまった石垣で、しかも崩れたのは江戸時代の石積みではなく、のちに積み直されていた補修箇所だったことです。江戸時代の当時、全国の名だたるお城の石垣を積んだのは「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれる職人集団で、その技術は今には残っていないほど高度なもの。セメントなどの接着剤を一切使わないのに自重や土圧で持ち堪える石積みの堅牢さは、熊本地震でも明らかになったものです。







そもそも防災設備や照明も使うんだから完全復元なんて無理なのは明白で、そこにエレベーターを付けることを問題とすること自体おかしな話。先に出た熊本城だって今回の地震被害からの復興に併せてエレベーターを取り付けたぐらいなのに、これからの時代に歴史遺産として残そうとするなら、どちらが良いのかは分かるはず。そして今だに石垣の補修で論争が続いているのは、そもそも完全復元なんて考えていないとしか思えません。



こういった流れは現在お墓業界の問題として語られることの多い「お墓仕舞い」にも通じているように感じます。


お墓を建てる当時に後先考えずに建てられてしまったお墓が多いことに加えて、周囲の安易な流れに乗ってしまって矢鱈にお墓仕舞いに向かうような風潮を見ていると、そもそもお墓の存在意義自体が問われているように思えます。それはこれまで地元密着ではなく業務優先で転勤させてしまう大企業や、東京集中な経済にもよるものはあるとは思いますが、この先はそんな流れも変わっていく潮目にある現代。




オンライン化が進んだことで転勤だけじゃなく転職やダブルワークも進んで、働く意識自体も変化しました




お墓を建てるなら上モノ以上に大切なのは基礎であり、同じように大事なのはお墓の存在意義。


お墓があることによって子孫が先祖と繋がっている意識を持つことができ、親のいない年代になっても一人ではないことを感じて安心できる場所。そして子どもたちや孫にもそんな場所を残してあげられることが大切なのに、「子供に迷惑をかけたくない」なんて安易に思ってしまうのはお墓の存在意義が伝わっていないからじゃないかと思えてしまいます。



名古屋城の木造復元をもっと意義あるものに出来るよう、どうせやるなら恥ずかしくないものとしてしっかりとした話し合いを進めてほしいと思います。やっぱりお墓もお城も、ただ造るだけではなく後世が大切に守り続けられることが肝心ですよね。





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