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おざわやの代表のブログです

》奥の深い「家紋の世界」がホント面白い!

2022.04.28

昔ならいざ知らず今の生活の中で家紋を使うことってほぼありませんし、無かったとしても困りませんよね。でもだからこそせっかくこれまで伝わってきた家紋を大切にしたいですね、というブログ。



以前にも「ご自分の家の家紋は知ってますか?」というブログを書きましたが、お墓のご相談をいただいた時に「お宅の家紋は?」なんて聞いても答えられない人がほとんどです。ボクが石屋の修行をし始めた何十年前なら「じゃあ家紋の入った着物はありませんか?」と聞くと、そのうちの何割かの人は「ちょっと調べてきますね!」と答えられたものですが、現代では紋付羽織なんてタンスの肥やしにすらなりません。そうすると「本家に行って、お墓か仏壇で確認してみてください」とお願いするのが良いところです。







このブログにもある通り、自宅には30年ほど前に亡くなった母親のために作られた仏壇がありますが、そこに付いている家紋が間違っているということに気づいたのは随分経ってから。当時父親が「二葉葵(ふたばあおい)」と覚えていたためにそうなってしまいましたが、先祖の入っているお墓を見るとどう見ても絵柄が違っていました。ただしその正しい家紋の名前が判明したのはそれから何年もしてからのことで、それは「組み葵(くみあおい)」という家紋だと教えてくださったのは、それこそ着物に家紋を染め付ける「家紋屋」という職人さんの知恵を拝借してやっと判ったものでした。


こんな風にどこのお宅でも正しい家紋が伝わっているかといえば、きっとある程度のお宅では間違った家紋が伝えられることもあったんじゃないかと思います。







【家紋の種類は数限りなく知らない家紋もいっぱい】

こうしてお客さまから伺う家紋は、ほとんどがよく聞くような代表的な「下がり藤」とか「鷹の羽」などの代表的な家紋ですが、中には「アゲハ蝶」とか「渡辺星」のようなあまり見ない家紋もあります。先に書いた「二葉葵」にしても小さな蕾がついた「花付き二葉葵」があるように、少しアレンジしたものや他の家紋を組み合わせた家紋など、多種多様にデザインの幅があるので間違わないようにするのは大変です。先日見た家紋は本家のお墓を見させていただいたので、そのデザインこそ間違えることはないものの名前が全く分かりませんでした。するとそのお宅のお祖母様がふいにタンスから見本を出してきて名前を教えてくださったので、やっと判明したのがこの「沢鷹崩し(オモダカクズシ)」でした。




先祖から伝わる「沢鷹崩し(オモダカクズシ)」の染め物用の見本



すると続いて同じお寺さまからご紹介いただいたのは江戸時代から続く由緒正しいお宅のお墓でしたが、こちらの家紋はご本家でさえまったく名前を知らず、今のところはまだ名前知れず。先の「沢鷹崩し」ならばまだ葉っぱらしき模様から想像しようはありましたが、今回の家紋はこれまで見たことのある家紋のパターンにはほとんど当て嵌まらないもの。色々調べてはみましたが辛うじて近い雰囲気のものを探しつつも、未だヒントさえ掴めていません。







糸口を丸い輪に交差して飛び出ている十字の剣状の先っぽと見ると「花久留子」のアレンジにも見えるし、輪も十字も細い形状から見ると「影七宝」にも見えてきます。何かご存知かも?とエクスマの勉強仲間で呉服屋さんの山下さん(通称ポール)にも相談してみると、「見たことないけどやっぱり七宝とクルスの組み合わせが一番近いかな?」と興味津々。そんな意見をまとめて全くの想像でテキトーに名を付けるならば「剣付き影七宝に花クルス」とでも言いましょうか?


こんな風に知らない家紋を見つけるたびに、きっと何かの由来や意味の込められた家紋ではないか?なんて、要らぬ想像までもムクムクと湧いてきてしまいますね笑。



こんな風にロマンや謎さえ思ってしまうそれぞれの家紋は一度調べてみるのも面白いし、せっかく先祖から伝わっているものならば取り敢えず大切にしておくのも悪いことではないと思います。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい

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他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方は、まずここから連絡くださいね。

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お墓のおざわや  

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