blog詳細

おざわやの代表のブログです

》人生を味わうために食べるものとは:「四食〜段食と触食」

2023.10.17

ヒトが現世で生きていくためには色々なものを食べています。それは動物と同じように食物を食べることの他にも、意識体という存在として食べる3つの要素があります。そんな4つの要素を2回に分けて紹介するブログの1回目。



よく「小澤さんはいつも美味しそうなものばかり食べてお酒飲んでますよね?」と言われますが、そんなに毎日美味しいものばかり食べているわけじゃなく、美味しそうなものを食べる時だけSNSやブログで紹介しているだけです(笑)。まあ毎日のようにお酒を飲んでるのは本当ですが、家で食べるお昼ご飯に「卵かけごはん・納豆・冷奴・味噌汁」みたいな時だってあります。それにしたって自分に出来る、一番美味しい食べ方で食べるとかは工夫したりしますが、決していつもいつも贅沢してる訳じゃありません。何を食べるにしてもただ惰性で食べるだけとか、コンビニ弁当だけ食べるとかは嫌いで、少量でも質素でもそれなりに味わって食べたいなあと思っています。



そんな食事はどんな宗教でも「食べる」ということの大切は伝えられていますよね。


例えばヒンドゥー教では牛は神聖な生き物だから食べてはいけないとか豚は不浄だからダメなんて教えがあるし、イスラム教でも豚肉はダメだしお酒も飲んではいけない上に、食肉は決められた屠殺方法でなければ口にしてはいけないという戒律もあります。またどちらにも断食の時期があったりするのも共通しています。仏教でも同じような教えもあって、仏教の修行中はお酒はもちろん飲まず動物の肉を食べないいう教えがあります。だからお寺で厳しい修行をする和尚さまは精進料理を食べるし、一般の方でも親族が亡くなった時は葬式の前後に精進料理が出されたりしますよね。




精進料理って歳負うごとに美味しく感じます




そして仏教では食べ物だけではなく、ヒトとして生きるために摂るべきものとして「四食』という言葉があり、これはお釈迦さまが弟子たちに直に教えたことの一つ。これは決して「1日に4食も食べる」ということではなく(笑)、四食とかいて「しじき」と読んで、食べ物以外にも整えて摂るべき栄養があると教えています。


そんな四つの食についてブログに紹介する一回めは、「段食(だんじき)」と「触食(そくじき)」。




【「段食」とはまさに食べるものを整えるということ】

段食というのは私たちが普段食べる食事のことで、摂るべき栄養のあるものをしっかり噛んで感謝しつつ自分の血肉にするという行為のこと。どうしても美味しいものをお腹いっぱい食べたいとか隣で他の人が食べているものが美味しそうに見えたりして、欲張ってしまう事のないようにと戒めています。よく似た言葉に「断食(だんじき)」というものがありますが、これは一定の時期だけ食べ物を口にしないという儀式のことですが、仏教的にはあまりないこと。確かにお釈迦さまは悟りを得る前、断食にも取り組んでガリガリに痩せ細ってしまったこともありますが、「これでは覚れない」と思い直して口にしたのがスジャータという娘が施した乳粥でした。



ではお釈迦さまは肉を一切食べなかったのかというとそうではなく、信者が自分で食べる中から分けて施してくれた肉の食べ物は食べることもあったそうです。とはいえ「お釈迦さまが来るから」と特別に屠畜された肉は決して食べることはなかったそうで、そんな所からも食べるべきものを食べるべき時に食べるという理性的な向かい方が大切だ、と教えられているように感じます。




痩せ細って倒れたシッダールタはスジャータの乳粥で身体に鋭気が湧くのを感じたそうです




【「触食」とは接触によって得られる心の動き】

触食というのは決して身体的に口にする食べ物ではなく、我々が生きている中で直接や間接を問わず接触することで感じる、心の動きを見つめるということです。夏の暑い時期には他人との距離を遠ざけたくなったり、これから段々季節が進んで寒くなると人恋しくなるというのもその一つ。または恋人ができてラブラブの時期には「いつでもベタベタしていたい!」と接触多めだったのに、いざ結婚して数十年が経つと「鬱陶しいから近くに来ないで」なんて言われてしまったり(笑)。



そして直接には触れてはいなくても、気の合う仲間と楽しく食事をしているとそれだけでも心が満たされたように感じたり、目の前には居なくてもいつも気に掛けてくれる誰かが居ると思うだけでも心が休まるとか。そんな心からのスキンシップこそが心を豊かにしてくれると、この「触食」が教えてくれています。もちろんそんな触食は欲しがるばかりでは決して充分には得られず、大切だと思う誰かに与えるということも必要で、お互いに距離感を感じ取れることも大事。




この時期の猫はスキンシップ大好きですが、やり過ぎるとイラッと噛まれたりしますよね笑




そんな触感というのは距離感とも相通じるもので、ベタベタし過ぎるよりも適度な距離感があった方が長続きすることもあって、熟年夫婦にとってはこちらの方が居心地良かったりするものなのかなあ?なんて思います。笑



身体は日々細胞レベルで作り替えられていて、その人が口から摂る栄養によって作られているから脂っこいものや甘いものばかり食べれば、ブクブクと太ったり病気になりやすかったりします。それからすると心はこんな他人とのコミュニケーションによって形作られるもので、周りにいる人たちが曲がった考えや心の狭い人ばかりなら、似たような心の形になり易いものだとも教えてくれています。


そしてヒトは決して孤独では生きていけないということを教えてくれているのも、この「触食」です。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい

・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい

・お墓に名前を追加して彫りたい

・お墓が壊れているところが気になっている

・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている

・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない

・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい


などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください


現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね



【店舗情報】

お墓のことなら【お墓のおざわや】へ  

店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101

電話番号 : 052-734-8102

営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)   

営業時間:朝9時から夕方5時まで





【 弊店への車でのアクセスはこちら】

アクセス


店舗の前に2台分の駐車スペースがあります


少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います







【 電車やバスでお墓のおざわやにお出での時は】

地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。

ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!


とにかくまずは始めにご来店前にお電話で予約してくださいねー!