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おざわやの代表のブログです

【仕事の上での「サービス」という言葉について考えてみる】

2021.05.22

サービス残業とか「サービスしといてよ」とか、あまりイメージの良くない使い方をされている【サービス】という言葉について考えてみました。



きっと日本語で使っている「サービス」という言葉は本来の英語とはまったくかけ離れたイメージなんだと思いますが、とかく「無料奉仕」とか「お得」なことに当てられます。買い物をしていれば「これもサービスしときますから!」みたいな売り言葉を聞いたり、商売上で「サービスしてよ!」といった買い言葉にもあったり。




困った時のWiki先生によれば。


サービス: service)あるいは用役ようえき役務えきむとは、経済用語において、売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のないのことである。第三次産業が取り扱う商品である。



というわけでどこにも「無料」という言葉なんてありません。

そして日本に本格的にサービスという言葉が入ってきたのは大正時代で、アメリカのフォード自動車が横浜に工場を作って創業を開始し、「サービス第一主義」を謳っていました。その後ジェネラルモータース(GM)も日本での販売を開始し、同時にガソリンスタンドを数多く設置。欧米で成果を上げていた「サービス・ステーション」を根付かせようとしたことが、これだけ「サービス」という言葉を広めたのではないでしょうか。



今のように使われるようになったのは「サービス:Service=奉仕」と訳されたためだと思いますが、では奉仕をWiki先生に聞くと。


奉仕(ほうし、: ministration, service)は、報酬を求めず、また他の見返りを要求するでもなく、無私の労働を行うこと。また、商人が品物を安く売ることをいう。



サービスは奉仕と混同されがち


コレも微妙な解説ですが、日本での「ご奉仕」いえば江戸時代の参勤交代や築城の際に石垣の石材を奉納するなど、お上(おかみ)のものを奉るための仕事として行っていた「対価を求めない働き」から始まったように思います。それは地方の豪族や殿様の力を弱めるために課された労役とも言われていますが、「お上=神」のようなイメージを都合よく付けてしまったこともあると思います。そして元々の「サービス:Service」とは大きく離れた意味が一緒くたになってしまったからで、現代においても「サービス残業」と「サービス産業」が同系列の話に使われたりしてしまう原因なのではないでしょうか。




【本来のサービスは「形のない財」であるということ】

でも「サービス産業」と言われるものでなくても、どんな仕事にだって「サービス」はあります。それは例えばボクら石材店にしても、ただ注文に応えるだけじゃなく、より良いお墓まいりが出来るように日々お墓の設計や施工方法を精査したり研究しています。それは自分たちの仕事の質を上げるために当たり前にしていることで、それに対して対価などある訳がない。そんな努力に掛ける「時間」はコスト計算されるものではありませんが、間違いなく仕事の質に反映されているし、それは同時に自分自身の生き方の価値を上げることにも繋がります。







限りある命の、限りある時間を他人の幸せのために使える人は、そこから無償の幸せもいただいていると思います。そんな目に見えない「サービス」をどこかで感じ取ったら、また自分に出来る範囲の中で「奉仕」を他の誰かのためにしてあげられたらそれで充分。逆に「どこまでサービスしてくれるの?」なんて聞かれるくらいなら、それは奉仕ではなくただの値切りで相手のためにもならないことは勿論ですが、受けたとしても自分のためにもなりません。



「時間=ヒトの命」です。


また宗教的な祈りだってサービスではなく、奉仕。

それには対価はなく、奉仕の心にはまた奉仕の心で応えるのが正しい報いです。そんな奉仕に値段を付けたらただのサービスになってしまうし、逆にこれだけ祈ったのにその甲斐がないなんて考えは相応しくないものです。また宗教者たちはそんな宗教が続いていくように生涯という時間を賭している、というのだって奉仕です。もしもそんな祈りに応えるなら「施し」という形でこちらも奉仕すればいいことで、だからお坊さまにお渡しする袋には「お布施」と書いてあるんです。



宗教を護り伝えるのだって奉仕、宗教がなければこの世は闇です


道端のゴミを拾うのだって奉仕だし、少しでも街が明るくなるようにと花壇の草取りをしたっていい。または自分の仕事の中でも、ほんの少しだけでも誰かのために動いてみるのもいい。そんな奉仕の心で住んでいる街を見て歩けば、もっと色々なものが見えてくるかも知れません。





【もしお墓でこんな悩みがあればお気軽に当店へ ご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

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お墓のおざわや  

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営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)   

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