blog詳細

おざわやの代表のブログです

石の都金沢

2012.10.05

意外に知られていないのですが金沢近辺では沢山の石材が採掘されており、金沢の史跡には石造りのものも多いです。先日ご紹介した兼六園の石橋や金沢城の石垣にも数多く使われ、街の修景材としてもよく見かけます。そして今回お邪魔した尾山神社もそのひとつ。

 

 

前田利家候を祀る為に作られた神社の特徴ある洋式の紳門や、石段に使われている「戸室石」。その造りもさることながら、安山岩室の赤手と青手の石をモザイクのように取り混ぜた、およそ神社とは思えないような構えです。戸室石は近年そのミネラル成分やマイナスイオン効果などで持てはやされているそうですね。

そして境内に展示されているのは兼六園から金沢城へ水をひく為に使われた「金屋石」で造られた導水菅です。

 

 

金屋石は凝灰岩なので柔らかく加工しやすかったからということでしょうか。しかし風化して年月を経た石材には独特の風情が出て、清水鉢もいい感じです。