おざわやの代表のブログです
2012.10.03
金沢と言えばやはり兼六園。
兼六園と言えばやはりこの景色でしょうか。
これもいいんですが、私が日本庭園にお邪魔すると見入ってしまうのはコレ
いや、コケです。
どんなに立派な灯篭も、松も、庭石や池だって、苔がなければサマになりません。苔の上に落ちた枯葉や木立の影、そしてなにより苔そのものが持つ陰影感が、造り込まれた全ての造作を浮き上がらせず、穏やかに地面に取り込んでいきます。特にここ兼六園はその中に緩やかな起伏が多く、影の楽しみを感じるには持って来いの庭園ではないかと思います。
有名な景色もいいですが、周りの森の中を足下から眺めながら歩くと違った1面が見えてくるかもしれません。