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おざわやの代表のブログです

》「臓器提供を受ける難しさ」があることを知りました

2022.05.21

最近はすっかり話題に上がることもなくなった脳死判定後のドナー提供について、当事者のお話を聞かせていただいたことで「提供を受ける難しさ」があることを知りました、というブログ。



皆さんは免許証の裏にある臓器提供に関しての署名をされていますか?

正直ボクは今まで臓器提供について何も意思表示したことがありません。もちろん提供することが良いとか悪いで語られる必要はありませんが、今健康で生きている時に自分の死後の身体について考えることが何とも心地悪く感じて、そこまで深く考えたことがなかったのが実情です。



昨夜は毎年運営側として関わっている「アソシア志友館おもしろ学校」の今年初めての授業として、道徳の授業を開催しました。ボクが子供の頃に習った頃の道徳って倫理的に正しいとか間違っていると始めから断定されてしまう様な授業でしたが、現在小学校などで行われる道徳は意見を交わして否定せず議論するもの。しかも昨日はゲストティーチャーとして自ら臓器提供を受けた方から、まさに生の声を聞かせていただくという貴重な機会をいただきました。







ゲストティーチャーの加藤さんは小学校4年性の時に発症したⅠ型の糖尿病とその合併症から、ずっと週に4回もの人工透析を受けながら生きてこられたそうです。その後家族にも恵まれてこられたものの、透析を受けながらの生活に耐え難い辛さを感じて移植希望に登録。それから7年後に脳死されたドナーからの移植を受けたそうです。臓器提供を受けた患者をレシピエントと呼ぶそうですが、ここまで聞いててっきり移植を受けたことへの感謝や臓器提供カードへの意思表示を促すような話かと思ってしまいましたが、「臓器移植を受けてみるみる健康になっていったのに素直に幸せを感じられない自分がいました」と言われた加藤さんの言葉に驚いてしまいました。



ありがたいことに健康なボクらからすると、週に4日もその度に5時間も掛かる人工透析をずっと受けられてきたことだけでも大変だったろうに、それが臓器移植後にふつうにオシッコが出ることに驚いた(笑)というほど回復して、そこには喜びしかないだろうと思ってしまいます。でも加藤さんは健康を感じるほどに、周囲の人たちから「良かったね〜!」と言われるほどに、こんな自分ばかりが幸せになってしまって良いんだろうか?という罪悪感のようなものに苦しまれたそうです。それにはもちろん日本人ならではの宗教観や植え付けられた倫理感もあったとは思いますが、やはり脳死されたドナーがあっての移植臓器を身体に受け入れているということから、相手の人生までを背負い込んでしまいそうな心の痛みもあったと言われます。







どうしてもこれまで「脳死されたドナーの人生の続き」的な美談や、それを受けてイキイキと人生を味わう患者のその後のような話題ばかりを見てきたから、実際の当事者の心の中までを聴くことはありませんでした。でもドナーやその家族にもさまざまな想いや人生があるし、臓器提供を受けるからといってドナー家族の想いまでを背負いこんでしまいそうなレシピエント側の感情もあります。そしてそんな風に生かされたレシピエントがそれに値する人生でなければならないと思えば苦しいだろうし、もちろんドナー家族がそれを相手に求めることもできません。なかには移植後の治療を嫌がって、せっかくいただいた臓器をダメにしてしまうレシピエントも居られるそうですが、そこに文句をつけることだってドナー家族には出来ませんよね。



「生きる」ことと「死ぬ」こと、そして「生かされる命」という三つの存在が絡むこの臓器移植という治療に、改めて正解の無い難しい問題があることを知って、いま一度しっかりと自分の意思というものを認識し直さなければ!と思いました。その当時を思い出されてお話しするのも簡単ではないだろうに、赤裸々に想いを聴かせていただいた加藤さん。貴重なお話を本当にありがとうございました!





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