おざわやの代表のブログです
2021.04.28
以前このブログでお墓まいりの時に線香の供え方のコツなどをオススメしたことはありますが、お墓まいりのあとロウソクをそのままにして帰ってしまう方が非常に多いです。それは絶対にやめた方がいいので、改めてその理由をお伝えしたいと思います。
その前にまず、なぜお墓まいりでロウソクを灯すのかをご説明したブログはこちら。
お墓まいりだからという訳じゃなく仏教徒として、仏さまの前で手を合わせる時には付き物のロウソク。それ自体はとても大切なことなのですが、お墓まいりが終わった後でそのまま帰ってしまうと一番危険なのは火事です。
「そう言われてもお墓の石は燃えないでしょう」なんて言われる方もみえると思いますが、実際に2013年に京都の伏見稲荷大社で起こった火事はロウソクが原因で、しかもその犯人はカラスでした。
カラスが火が着いたままのロウソクを咥えて持ち去ったことから火事になったようですが、特に植物性の和ロウソクはカラスの大好物。お墓ではまず皆さん石油系の洋ロウソクをお使いだとは思いますが、上の写真にもあるように洋ロウソクだからといって安心はできません。まずはお参りが終わったら火を消すことをオススメします。
次に火を消したからといって立てたまま帰ってはいけない理由は、ロウが溶けてお墓に悪さをするから。
ロウソクは火が消えていても夏の太陽の熱程度で溶けてしまいます。
そして溶けたロウソクはロウソク立ての金具の隙間に入って、風除けなどをくっ付けてしまいます。そして次にお参りに行った時、くっ付いて離れなくなってしまった金具を無理に外そうとして壊してしまうケースがよくあります。
ほとんどのロウソク立て金具はその根元で皿とネジで締め付けてあります。
初めはそのネジが緩むだけなので締め直せばいい(それも意外に手間ですが)のですが、そんなことを何度も繰り返すうちにネジが効かなくなったりついには折れて壊れてしまいます。上の写真の金具はロウソク立てが根元で折れて外れてしまっていますが、それでもロウソクの風除けは台座から抜けずくっ付いたまま。金具の皿の部分にも溶けたロウソクが溜まったままで、線香の燃えカスや灰までがくっ付いてしまっています。
こうなってしまうと金具を丸ごと交換するしかないのですが、もし交換する際はネジを使用せず耐久性の高いロウソク立てがオススメです。
そして一番厄介なのは、溶けたロウソクがお墓の石に染み込んでしまうこと。
皆さん何となくお墓にロウが垂れても剥がせばいいと思われているようですが、夏の太陽で溶けたロウソクはお墓の石の上で何度も溶けたり固まったりを繰り返すうちに、次第に石の粒子の間に入っていってしまいます。こうなってしまうと染み込んだロウを取ることは不可能だし、黒々としたシミはずっと残ってベタベタしているので、後についたホコリなども付きやすくなります。
ロウソクってお参りさえ終わったら、お墓にはもう用が無いものです。
次にお参りに来る時の手間を避けるためにも、ぜひお参りが終わったらロウソクは抜いて帰ってくださいね。ただその際には、水でしっかり火を消してからゴミ入れに捨てることもお忘れなく!
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい
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店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
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