おざわやの代表のブログです
2020.11.18
ハカバーや講演会、そうじゃなくてもお墓の相談を受ける時に必ず出てくるお悩みは「お墓の文字の中の掃除法について」です。新しいお墓の表面ってガラスのように磨き込まれているので、汚れはこびりつく前なら水洗いで充分に落ちます。それに対してお墓に彫り込まれた文字の中は当然ながら凹んでいて、中もザラザラしているのでついた汚れや埃はなかなか落とせません。
初めのうちは頑張って掃除していてもだんだん汚れはペイントに染み付いて落ちなくなったり、ペイントそのものが剥がれ始めればどうしようもありません。こうなると出来ることは二つで、「文字のペイントを入れ直す」か「文字のペイントを削り落としてしまうか」のどちらか。この時はやはりペイントが入っていた方がいいとのご希望だったので、初めに汚れたペイントを削り落としてから新たに白いペイントを入れさせていただきました。
もちろんペイントの素材も少しずつ良くなってきていますが、それでも恒久のものではないのでいずれはまた剥がれてくるのは避けられません。
ということで、リフォームはもちろんのこと新しいお墓を建てるのなら、お墓の文字には色を入れないという選択があることをお知らせしたいと思います。
まず皆さんの固定観念として「お墓の文字には色が入っているもの」ということがあります。というかお墓の文字は初めから白いものだと思い込んで、色を塗ってあるとさえ思っていない人も多いのが現実。でも実際は【読み易いように】という理由だけで白いペイント(地方によっては紺色や金色もあり)を塗ってあるのが本当です。確かに真新しいお墓に白い文字って読み易いし、遠くから見ても輝いて見えそうなほどです。でも時間が経って汚れがついて、掃除が大変になってくると「お墓の文字ってなんであんなに汚れるの?」と聞かれるのですが、それには「文字に白い色を塗っているから」という答えしかありません。
そこでボクがいつもオススメしているのは「お墓の文字に色を入れない」ことです。
墓石って文字を彫り込んだ石の地肌の色は、周りの磨いた面よりも白っぽく見えます。そしてしっかりと深く彫り込まれているので、陰影もしっかり見えて自然な風格が出るんです。こう見ても落ち着いてて良いと思いませんか?
そして1番のオススメポイントは「汚れが気にならない」という点。
気にならないというよりも、ある程度汚れがついた方が文字が読みやすくなるくらいなんです。ただこの墓石のように色の濃い石ならまったく問題ないですが、残念ながら白っぽい石の場合はこれほどクッキリとは見えません。特にお戒名など小さな文字では文字の線が細くて、深く彫ることも出来ないために読み難いこともあります。その場合には小さな文字だけ色を入れるというのをオススメすることもありますが、基本的には入れない方があとあとの手間やコストが掛らないのは間違いありません。
というわけで、もし新たにお墓を作る場合は「文字に色を入れない」こと。そして出来るなら色を入れなくても「文字が映える色の石」を選ぶこと。これは石屋さんに相談すればわかってみえると思うので、ぜひそんなポイントも頭に入れて検討してくださいね。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい
・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れていて直したい
・墓地に草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない
他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここからボクに連絡くださいね。
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。