おざわやの代表のブログです
2019.08.04
今日は朝から名古屋市の平和公園で行われた、お世話になっている寺院さまでの合同お墓まいりのサポートへ行ってました。朝7時から開始予定ながらいつも早くから待っている人が居るので6時には現地に入り、テントの設営や線香を点けるための炭の火起こしなど、こまごまとしたお手伝いなどをさせていただきます。
この寺院さまでサポートさせていただき始めてもう25年ほど。お墓まいりで出会う檀家の皆さんはもちろんいろいろなヒトが居て、でも「お墓まいり」というご先祖を前にする場では皆さんの表情は笑顔ばかり。そしてまだ子供だった方がすっかり大人になっていたり、まだ結婚していなかった方が赤ちゃんを連れてきたり。ある時はボクに、ウチの娘の相手にどう?なんてススメていただいたり笑。もうその頃には結婚して子供も居たりしたので、もちろん丁重にお断りさせていただきましたけどね。
でも逆もまたあって、よくお参りに来ている姿を見てその度ご挨拶させてもらってたのにしばらく見ないなと思っていたら、その方の戒名をお墓に追加彫りするお仕事を受けて、亡くなっていた事が分かるなんてこともあります。今日もそんなお手伝いの1つ、亡くなった檀家さんのお骨をお墓に納骨させて頂きました。その方はいつも朗らかで笑顔のステキなおじいちゃん。いつもお盆にはお孫さんたちと一緒にみえていました。お会いするのは年に数回ですが、年に何回か必ずお会いするって友だちか親戚くらいですよね。そんな関係を20年も続けてきた方がお骨になっていて今から納骨します、なんて言われるって一般的にはあまり無いことですよね。でもボクは仕事柄そんな場面に今まで何度も立ち会ってきました。
そしてある時はいつも一人でお参りに来ていたおじいちゃんを納骨したとき、来ていた娘さんの家族に「いつも笑顔でよくしていただいたんです」と伝えると少し驚いたような表情をされました。聞いてみるとお父さまを亡くしてから何度も同じようなことを言われていると。仕事を定年退職するまではそれ程人付き合いの良いイメージはなかったようで、その後の人間関係にビックリしていると言われました。でもボクの中のその方のイメージはいつも笑顔で朗らか。そんな事をご家族と話してるって、やっぱり親戚みたいですよね?そんな風にしてヒトの人生の一端に関わって気付いたのは、ボクの中ではお墓まいりで出会うヒトってみんな笑顔。そりゃ中にはムスッとしているヒトも居ますけど、でもボクのイメージの中には口の端っこでクスッと笑うところがちゃんと残ってます。
とにかく笑顔ばかりが目に浮かぶ方たちを突然納骨するってビックリするし悲しい部分もありますが、その時思い浮かぶ皆さんの顔は笑顔。とにかく笑顔ばかりなんです。仕事とはいえそんな笑顔に関われることって本当に嬉しいし、良い仕事だなってそう思うんです。