blog詳細

おざわやの代表のブログです

物事の捉え方しだいで世界は変わってしまいます

2019.08.03

ここの所ずっと暑いしあれこれと予定がありましたが、今日はそれほど予定ナシ。ただ15時くらいからお店の展示品の入れ替えの予定になっていたので、それまで涼しいお店でゆったり過ごせるかな?と思っていました。





朝出勤してきてふと見つけたのは、おざわやの裏に生えている蜜柑の木に仲良く連なったセミの抜け殻。あまりここで抜け殻を見たことないのに、ワザワザ同じところで羽化したんですねー。もちろん一緒に出てきたワケじゃないでしょうけどね笑



そんなツイートやフェイスブックへの投稿などしていたら職人から連絡が入って、もう前の仕事が終わったから今から入れ替えに行きますとのこと。まあ早く予定が進む分には余裕持てるから良いか、と思っていたら 寺院さまから電話が入ってお手伝いに伺うことに 。キチンと空いた余裕分には予定が入るようになってるんですね。どうせそれならばと片付けておきたかった軽作業して、帰ったら既に5時。なんとなくそんな気がして空いた時間に明日のお墓まいりサポートの準備済ませておいて助かりました。





蝉は羽化してから1ヶ月くらいいきているらしいです

この情報は少し前にネットで見ていたのですが、これまで蝉は地上に出て羽化すると1週間しか生きていられないと聞いていましたが、ある高校生がこの通説を覆す研究を発表したようです。









記事によれば蝉が鳴き始めて1週間経っても、それほど沢山の蝉の死骸を見かけないことに疑問を持ったのがそもそもの始まり。それから863匹の蝉を捕まえてナンバリングした中に2度目に捕獲した15匹がいて、前の時から2週間から1ヶ月経過していた蝉が居たことから、蝉はもっと長く生きられるようだと結論付けたそうです。

それだけ沢山の蝉を捕まえ続けたこともスゴイけど、まず初めに鳴いていた蝉の数と死んだ蝉の数の差に疑問を持てることのほうがスゴイでって思います。ボクは今まで何度もこの通説を聞きながらも何の疑問も持たずに50年以上生きてきたわけで、言われたことを鵜呑みにしていただけ。これからはこういった視点がより大事なのかも知れませんね。





でもボクが気になったのはもっと違う場所でした

この記事を読み返して凄いなあと思った以上に気になったのは記事のタイトルでした。


「実は短命じゃなかった!? セミの寿命」


いやいや、コレ蝉の寿命の長さの話しじゃないでしょうって。

蝉は地下で7年くらい?過ごしていて地上には繁殖のために出てきて羽化するだけのため。羽化したあとが1週間か1ヶ月かって、蝉の一生からすればそんなに大きな差なのでしょうか。これじゃ地上が楽園、地下はジゴクみたいな視点。そんなのって地上に生きるヒトのエゴじゃないかなって。

だって蝉の視点でいえば地下の方が安全に決まっている訳で、7年間ぬくぬくと暮らしてきた安全な地下では繁殖がままならないから、決死の覚悟で地上に出てくるんですよね。だから鳥に捕まらないよう暗いうちに地上に出て羽化するんだし、その後は繁殖相手を探して必死に鳴きつつ一生を終える。やっぱり蝉にとっては地下が天国で地上はジゴク、なんですよね。


ま、別に蝉の視点になってアツク語る必要もないんですけども笑





ヒトの人生だって同じかもしれないです

お釈迦さまは「なぜヒトとして生きるのはこんなに辛いんだ」という悩みから出家され、その後に悟りを開かれました。そして説かれたのが輪廻転生であり、ヒトもアリもイヌもライオンもその輪の中にいる存在だということ。それは「諸行無常( しょぎょうむじょう:生滅変化してうつりかわり、しばらくも同じ状態に留まらないこと)」だと。ボクらの生きている現世がサイコーとみるのか、それとも今世は修行とみるのか。それこそ蝉の一生のように見方で大きく変わりますよね。


でもだからといってこの世は我慢、来世に期待するというのも違うんじゃないかって思うんです。まずは今を大切に過ごすことが次に繋がるんじゃないかって。だから辛いことも嬉しいことも、どちらも同じくらい大切なんだって。



たまたま見かけた蝉の抜け殻から考えたのはそんな事でしたー。