》桜の次は初夏に向かう緑を愛でてみる

見事だった桜はあっという間に終わり、それに続いて目を楽しませてくれるのは新芽の緑。身近でそんな新緑楽しむことを紹介するブログ。

今年の桜はかなり遅くて、でもその代わりにとても見事でした。おかげで新入生たちの記念写真には見事な満開が写り、各地の桜の名所はかなりの人手だったとか。仕事で京都に行った友達は「折角だから八坂神社の桜でも」と夜向かったものの、周辺の混雑に驚いたと言っていました。

そんな今年の桜は散り際も見事で、特に名古屋では強い雨に打たれて一気に散った姿が印象的でした。

一気に咲いて一気に散るから、桜は人の心を惹きつけるんでしょうね

勿論この後にも色々な花が目を楽しませてくれるんでしょうけど、ボクは一気に芽吹く時期の新緑の色もとても好きです。

それまで枯れ木のようになっていた広葉樹林が一斉に芽吹いて、茶色だった森が急に生き返ったように銀色に、そしてすぐ萌葱色に染まっていく姿を見ると森が生きているんだなあと実感する瞬間です。実はそんな森の木々って様々な方法で対話しながら、コミュニケーションしているらしいって知ってましたか？

アフリカのサバンナに生えているアカシアは、キリンなどがその葉を食べに来るとある種のガスを放出して仲間に危険を知らせるんだとか。そのガスを検知したアカシアは葉の中に有毒な成分を集めて、キリンにすべての葉を食べ尽くされてしまわないように自衛するという危機管理のため、お互いコミュニケーションしているそうです。

樹木同士の繋がりは我々が考えている以上のものがあります

他にも音を通じてのコミュニケーションや、根っこと繋がった菌糸などを通じて森全体が情報を共有している植物があることなども分かってきて、ただ動かない植物でしかないと思っていた樹木たちが、意思を持って生きているんだと感じさせられます。

でもそうして考えると今年は桜の開花が遅いなあとかだけじゃなく、もっと大きく世界的な範囲でジャングルがどんどん減少していることも世界中の樹木たちは、もしかして皆んなお互いに知っていたりするのかなあなんてことも思ったりして。

新緑とともに咲く紅葉の花やひと雨ごとに伸びる筍の勢いも強い生命力の現れ

一本ずつではなく森全体の新陳代謝も含めて、そんな樹木が生きていることを強く感じるのも春の楽しみですね。

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