》今さらながら『キングダム』の世界観にハマる

家族の感染から濃厚接触者となってたまたま配信で観た実写版『キングダム』が面白くて、そこからアニメ版の沼にハマってしまいました笑。そんなキングダムで印象に残ったことをブログに。

本当は石屋さんという仕事上もっとも忙しい時期な8月のお盆でしたが、そんな時期に家族がまさかのコロナ感染で濃厚接触者になってしまったため、突然暇になってしまった今年の夏。翌月に感染してしまうもののその時にはボクは感染せず、濃厚接触者として家族の食を支えつつこの機会を生かして、ネット配信の映画を見まくっていました。

こんな時だからと普段はあまり見ない邦画もいくつか見たのですが、その中でも一番見ないだろうなあと思っていたのが『キングダム』。もちろん人気コミックだということは知っていましたが、とにかく話が長いことから足を踏み入れるのを躊躇していたことと、特に今どきな若手俳優の出る邦画はあまり興味が湧きませんでした。それが一度見てみると世界観の面白さと現代につながる中国史が描かれているという部分にも興味が湧いて、ついにアニメ版を見始めてしまいました。

全く見ていない方のために軽く説明すると、この『キングダム』は中国の戦国時代に生まれた秦の国の王子の嬴政（エイセイ）が、秦の始皇帝へと成長して中国を統一していく物語を元にした歴史スペクタクル。そこに親も知らないシンという貧しい少年が大将軍の地位へと昇り詰めようとする姿を重ねて描いていることで、かなりフィクションが入っているものの更に面白いストーリーになったコミックが元になっています。

さらに実写版の映画の方は漫画やアニメの世界観を壊さないようにCGも多用されていて、特に六大将軍の王毅（おうき）役の大沢たかおさんのドヤ顔がなんとも素敵に不敵（笑）で、すっかり物語の面白さに魅せられてしまいました。そうして見始めたアニメ版はシーズン１でさえ38話もあってなかなか進まないし、よく見てみたらシーズン４まであって先が長い長い！笑笑

結局それから１ヶ月半ほどでやっとシーズン４まで見切りましたが、その間は映画が全然観てられないしとにかく見始めると止まらない。そうしてみ終わると今度は早く続きが見たくなってしまうけど、シーズン５の配信予定は2024年ってことでずいぶん先になってしまいます。こうなるとコミックに突入？と思って調べてみると、コミックは現在66巻目で370話以上って気が遠くなりそうで…笑

たぶんそちらまでは手が回らないかな〜。

【そんなシーズン４で語られたのは治める天下の方向性】

そんなストーリーの面白さももちろんながら中国という国の戦国時代が描かれているのも一つの魅力だし、元になっているのはもちろん本当にあった戦争の記録なので、戦いだけでなく政治的にもとても興味深い物語です。

そんな中でも特に印象に残ったのは、エイセイが成人して正式に秦の国の王に就く「加冠の儀（かかんのぎ）」に、それを狙って宰相の呂不韋（りょふい）によって仕組まれたクーデターでのこと。秦の都カンヨウに攻め入った反乱軍とシンたちの秦国軍が入り乱れて戦う中、呂不韋とエイセイが直接お互いの思い描く中国大陸の未来像を話し合った時のことです。あくまで殺し合いをしなくて良いように分け隔てのない中国統一を目指すというエイセイに対して、呂不韋は「戦いは絶対に無くならないから経済の力で豊かな国作りをする」と言い放ちます。

今日のお昼は久々のコレ（追い飯付き）

そして最近のお昼はずっと見てるキングダム
いよいよ始皇帝となっていく嬴政が秦王となった佳境に

呂不韋の語る秦国の未来が、現在の中国に重なって「歴史は繰り返す」をそのまま描いている気がするなあ pic.twitter.com/ZPWJUjeryF

— おざわあつし🐈とお墓まいりが好きな町の石屋さん (@stone_ozawaya) October 4, 2022

結局「経済の力では戦争は無くならない」と言い切ったエイセイの秦軍が反乱を抑え切ったのですが、その呂不韋が心の中で描いていた未来像がまさに現代の中国で現実になっているような気がして、なんだか寒気がしたように感じてしまいました。やっぱり歴史を学ぶことで見えてくる現代や未来ってあるんだなあと思ったし、ますますこの先に描き出されていく展開が楽しみになります。

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