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》同じ移民でも様々な人生がある:映画『ブルー・バイユー』鑑賞記

2022.10.08

同じく韓国人の移民を描いた『ミナリ』とは大きく立場が違って、養子縁組されて新天地アメリカに来たはずの子供たちのその後を描いた作品を見た感想。



先日映画紹介のブログに書いた『ミナリ』は、1980年代に貧しい暮らしから脱却しようと夢を描いて、韓国からアメリカに渡った家族の物語でした。その中では夢に挫折する姿やバラバラになろうとする家族の気持ちが再び再生していく様子を、厳しい環境にもたくましく根を張るセリに例えられたストーリーが感動を呼び、アカデミーなどの部門賞に輝く素敵な作品でした。



今回は同じ頃の韓国からの移民ながら親のない子供がアメリカ人に養子として迎えられたにも関わらず、その後の法整備の隙間からこぼれ落ちるように国外退去させられたという問題を描いたストーリー。劇中歌としてキャシーが歌うリンダ・ロンシュタットの名曲「ブルー・バイユー」に乗せて描かれるストーリーがとにかく哀しくて、胸が締め付けられるような現実を問題提起しています。




リンダ・ロンシュタットの「ブルー・バイユー」の歌詞が沁みます



【『ブルー・バイユー』のあらすじ】



韓国で⽣まれ、3歳の時に養⼦としてアメリカに連れてこられたアントニオは、シングルマザーのキャシーと結婚し、娘のジェシーと3⼈で貧しいながらも幸せに暮らしていた。


ある時、些細なことで警官とトラブルを起こし逮捕されたアントニオは、30年以上前の書類の不備で移⺠局へと連⾏され、強制送還されて⼆度と戻れない危機に瀕してしまう。


キャシーは裁判を起こして異議を申し⽴てようとするが、最低でも費⽤が5千ドルかかることがわかり途⽅に暮れる。


家族と決して離れたくないアントニオはある決⼼をするー。

〜Filmarksより







【みんな幸せになりたかっただけなのに掛け違えてしまったボタン】

主演のジャスティン・チョンが監督と脚本も勤めるこの作品は、アメリカの子供に恵まれない夫婦や裕福な家庭に養子縁組された世界中の身寄りのない子供たちが、それから30年も経ってから多くが書類の不備と法整備の隙間によって国外退去させられてしまったという問題を描き出しています。



貧しいながらアメリカ人女性のキャシーと連れ子のジェシーと慎ましく暮らしていたアントニオは、たまたま会ってしまったキャシーの元夫の警官とその同僚によって不当に捕まると、そのまま移民局に連れて行かれて国外退去になると言われてしまいます。高額な弁護費用はなんとか用意したものの、養子縁組が有効であることを法廷で証明するためには里親の証言が必要と言われても、なかなか首を縦には振らないアントニオ。当時は里子を迎えて幸せを掴めると思っていただろう継母との関係は、すでに冷え切ってしまっていました。





そんな彼にはいつも夢に見る景色があり、それは夜の青い淵に佇む実の母の姿。実の親と里親のどちらにも愛情を感じられないアントニオが最後まで守りたかったのは、DVから逃れて離婚した夫の影に怯えるキャシーとその娘ジェシー。ジェシーはいくら言われても実の父親には近づこうとせず、でも血の繋がりのないアントニオには懐いて、もうそんなジェシーが可愛くて可愛くて!そして自分では何も決められずに連れて来られたアメリカで、ただ一緒に暮らしたいだけなのに引き裂かれていくアントニオ家族の姿が悲しくも切なくて、ラストシーンでは涙が止まりません。



こんな移民問題って日本人のボクらには遠い存在に感じるけど、『ミナリ』の紹介でも取り上げていた『コンプリシティ/優しい共犯』で描かれていた教育実習生の問題だって、都合の良い労働力として連れてこられた海外の若者が弱い立場を良いことに、安い賃金で劣悪な環境で働くことを余儀なくされる問題が描かれています。きっとこれからはもっと身近に外国籍の人たちを感じることが増えると思うけど、こんな3作品を見ると、立場は違えど同じ人間同士として仲良く暮らしていけると良いなあと思わずにはいられません。





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