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》知ってるのとは全く別物の話:映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』鑑賞記

2022.12.22

ギレルモ・デル・トロ監督が描き出した”誰も見たことのないピノッキオ”の物語を紹介するブログです。



『シェイプ・オブ・ウォーター』や『ホビット』シリーズで見知らぬ世界をまるで現実のように細かに描き出した、ギレルモ監督がピノッキオの映画を製作していると知ったのは、もう1年ほど前。ピノッキオなんて今まで何度も映像化されているし、誰でも知っている童話。つい最近もロバート・ゼメキス監督が名優トム・ハンクスと共にこの物語を公開しましたが、多少現代風なニュアンスはありつつも、やっぱりあのピノキオ。



でもアカデミー受賞歴のあるギレルモ監督とストップモーションアニメの巨匠マーク・グスタフソンが作り出す世界観なら、どんなピノッキオになるんだろう?ととても楽しみにしていました。




【この作品のあらすじは】



誰でも知っているカルロ・コッローディ著の名作童話はおもちゃ職人のゼペットじいさんが作った”ピノッキオ”という操り人形。


森の精霊によって命を吹き込まれた木の人形が、人間になろうと奮闘する愛と冒険、そして友情と悲しみの物語


木でできた不思議な人形の男の子ピノッキオが、世界を繋ぐ魔法の冒険を繰り広げ、苦難を乗り越えていく心の物語です。







【可愛げはなく、魔法と怨念によって生み出されるピノッキオ】

物語の舞台は第二次世界大戦あたりのファシズムに押さえ付けられた、イタリアのとある村。


人形職人のゼペットは一人息子のカルロと共に暮らしていましたが、爆撃機から落とされた爆弾によって、作りかけていた教会のキリスト像とともにカルロは命を奪われてしまいます。その後酒に溺れて荒れた生活を続けていたゼペットが、泥酔しながら因縁の松の木から彫り出した不恰好な人形がピノッキオ。「世界の守護者」によって男の子の魂を入れられたピノッキオは初め道理が分からず、あちこちで起こす騒動に困ったゼペットでしたが、ピノッキオは次第に人の苦しみや悲しみを理解し始めます。




酔っ払いゼペットは左耳作り忘れるし



ストーリーの語り部は原作通りにコオロギのクリケット。


ゼペットが切り倒した松の木を棲家にしていたため、世界の守護者からピノッキオのお目付け役を授かります。はじめピノッキオは人々から得体の知れない人形と恐れられ、同じく木の人形のはずのキリスト像が好かれているのを不思議がるあたりも写実的。







そんなピノッキオを学校に行かせて教育するようファシズム色の濃い市長に決められるあたりも、時代背景がずいぶん細かい。猿を手先として使う人形劇のヴォルペ伯爵にホットチョコで唆されて(笑)学校を休んでしまい、しかも不利な条件で契約まで交わしてしまうピノッキオ。結局はゼペットを助けるためにと、自ら人形劇団に加わって旅に出てしまいます。







このストーリーから感じるのは「ヒトの心」をピノッキオが理解していく流れの巧みさと、得体の知れないものを恐れつつそんなピノッキオの優しさを知って変わっていく周囲。そして時折現れる「世界の守護者」の姉妹という「死を司る精霊」が、何度死んでも蘇るというピノッキオに最後に与える命とは?というところも何とも仏教的。この精霊たちやクリケットを青で描いたところには、『シェイプオブウォーター 』にも共通するダークな世界観も感じます。







そしてこの作品を観終わったら是非見ていただきたいのが、この作品のメイキングを知ることが出来る『手彫りの映画、その舞台裏』。ゼペットやカルロ、ヴォルペなどは細かな表情まで動きを付けられるのに対し、ピノッキオは目と口の大きさだけを変える為に、頭部そのものを取り替えることで表情づけをされるだけ。そしてカメラアングルもストップモーションアニメとは思えない豊かな表現はどうやっているのか?と思えば、人形の大きさも小さなものから大きなものまで使い分けられているとか、スケール大き過ぎ!



更には構想から15年も掛けられて、ギレルモと一緒に仕事できるならと一流の職人が結集して作られたストーリーのラストは、ギレルモ流なダークファンタジーの味付けの妙を存分に味わえるし、次第に可愛げを感じてくるピノッキオにも感動してしまいます。







そして何よりもそのラストの風景には家族愛が溢れてて、仕事柄にも嬉しいプレゼントを貰ったようで嬉しかったー。





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