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》足るを知ることから始めよう:映画『ハンガー』鑑賞記

2024.01.31

ヒトは欲があるから成長するとも言えるけど、あり過ぎる欲はヒトを狂わせるんだと感じさせる映画を紹介するブログ。



物欲・性欲・所属欲などヒトの欲求は様々ありますが、中でも一番身近な欲求は食欲ではないでしょうか?


もちろんお腹が空けば食欲を満たしたくなるのは生理的な欲求だし、それは生きるためにも避けられないものではありますが、ついつい食べ過ぎてしまったりすると「あそこでやめときゃ良かった!」なんて後悔することもあります。またいつも同じものを食べていると「もっと美味しいものが食べたい!」と思ってしまったり、充分美味しいものを食べていても「あのレストランの味が一番だな」と別の料理を思い浮かべてしまったり、兎角ヒトは「もっともっと!」と欲深さにどんどん陥ってしまうもの。



この映画はそんな食欲と併せて、承認欲求に飲み込まれた人たちの姿を描いた2023年製作のタイの作品です。




《『ハンガー〜飽くなき食への道』のあらすじ》



食堂で働く若き料理人オエイは才能を見いだされ、

厳しいことで有名な天才シェフのもとで修行を始める。


常に完璧を求められる過酷な環境で、

彼女は自身の限界と料理への情熱を試されてゆく。






【ヒトは渇望=飢えによって突き動かされてしまうもの】

地域に愛される大衆食堂で体調の良くない父親に代わって中華鍋をふるい、美味しい料理を作ると人気の料理人オエイ。


家族や友人に囲まれた毎日に不満はないけれど、毎日同じように料理を作り続けることに飽き飽きしていた彼女の元に、天才料理人を補佐するジュニアスーシェフのトンが現れ、その確かな腕をもっと磨いてみないか?と有名なケータリングサービスのHUNGERに誘われます。




自分の料理の腕をもっと高めたいという飢えに悩んでいたオエイ




天才料理人ポールは一切の妥協を許さず、美味しく独創的な料理を作ることに徹したHUNGERはセレブや政府関係者の予約で埋まっているほどの人気。必死の思いで面接に受かったオエイは、理不尽なほど完璧を求められるままに頭角を現していきます。でもその顧客は暗号通貨であぶく銭を儲けた若者だったり、こじんまりした裕福とは言えないいわくありげな個人宅だったりとさまざま。


それでもポールはどんな相手でも変わらず完璧を目指し、そんな中で腕を上げていきながらも仕事に疑問を持っていくオエイ。







「HUGER=飢え」という名の通り、ポールが作るのは食欲を満たすだけの料理ではなく、その元を訪れるお客たちは料理を食べること以上に「そこで食べることを渇望させられた」人たち。彼らの食べる姿はおぞましく映り、どうやらポールは敢えてそう仕向けているようにさえ感じさせます。



やがてポールの元を去り、支援者の助けを借りて独立したオエイでしたが、虚栄心を満たしたいだけのお客や支援者たちに応える毎日は、次第にオエイの心を削っていきます。そんなヒトの渇望は決して満たされることはなく、もっともっとと砂糖に群がるアリが足元から這い上がってくるよう。




【生理的欲求と欲望はいつの間にか入れ替わってしまうから】

オエイは始め自らの力を試したい欲求から引き抜かれていきますが、そこはどこまでやっても満たされない人たちばかりが群がってくる世界。空いたお腹を満たす食事は心も満たしてくれますが、飢えた心はどこまでも満ちることが無く、さらにもっと欲しくなる渇望となります。そして一つのもので満たされない心は、また別のものも欲しくなって留まるところを失います。そんな人々の渇望に晒されたことでオエイは、「力を試したい」という思いが彼らと同じくただの欲であったことに気づいていきます。



お釈迦さまはそんなヒトの性に「知足(ちそく:足るを知りなさい)」と言いましたが、それは「足りなくても我慢しなさい」と伝えているのではなく、もうすでに「充分に与えられていると知る」ことです。




食事ってどこで?よりも誰と食べるかが大切ですよね




欲は成長をもたらす元にもなれば、飢えをもたらして心を貧しくもするもの。


すでになんでも持っているはずのお金持ちほど心が貧しく足るを知らないもので、お腹さえ空かせている貧者の方が心を満たしてくれるモノが何なのかを知っています。オエイは「特別な存在になりたい」とポールシェフに師事しますが、いつしか欲を掛け違えて渇望に駆られてしまった。



でもそこで気づいたのはきっと誰にとっての特別さかということと、誰を満たしたくて料理するのか?ということだったのではないでしょうか?





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