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》音楽と共にオーストリアの歴史まで感じられる:映画『サウンド・オブ・ミュージック』

2023.10.14

学びの場で音楽の授業として取り上げられたミュージカル映画を、改めて見直したことで感じたオーストリアの文化と第二次世界大戦に向かうヨーロッパの人々の暮らしをブログに。



昨夜開催した「おもしろ学校」では音楽の授業として、「私の大好きなサウンド・オブ・ミュージック」として犬山市立城東小学校の梅田先生にお話ししていただきました。もちろん『サウンド・オブ・ミュージック』といえば1965年公開のミュージカル映画で、第38回アカデミー賞では作品賞・監督賞・編集賞・編曲賞・録音賞の5冠を獲った、普及の名作です。50年前の映画ながら、今でも小学校の音楽教材としても取り上げられているほどで、実際に今の子供たちに見る機会を与えても喜ばれるそうです。







でも僕自身は子供の頃にこの映画を見る機会はあったと思いますが、丘の草原の上で子供たちと楽しげに歌っている姿は覚えていても、ストーリーなど具体的なことは全く覚えていなくて。そして事前にどんな映画だったのか調べてみようとして驚いたのは、この映画は事実を元として作られたお話しだったということと。このトラップ一家がオーストリアに実在していたこと。


ナチスドイツから逃れて国外へ出たというのも実話だったということでした。




《『The Sound of Music』のあらすじ》



1938年、オーストリア・ザルツブルグ


古風で厳格な教育方針のトラップ家に家庭教師としてやってきた修道女マリアは、

子どもたちに音楽や歌うことの素晴らしさを伝えていこうとするが、

子どもたちの父親であるトラップ大佐とは事あるごとに衝突してしまう


やがて、自分がトラップ大佐にひかれていることに気付いたマリアだったが、

そんな折、トラップ大佐は再婚が決まってしまう




ジュリー・アンドリュースの唄声と共にオーストリアの歴史も描かれていた




【恋愛映画でしかないと思っていた作品の文化的な意義とは】

元々はこのトラップ一家がドイツに併合されてしまったオーストリアから家族共々アメリカに亡命し、その一家の母親マリアが『トラップ・ファミリー合唱団物語』として書いた自叙伝をブロードウェイでミュージカル化されたお話。それを元にして「ウエストサイド物語」などの名作を作ったロバート・ワイズ監督が映画化し、主演のマリアには前作で長編映画デビュー(『メリー・ポピンズ』)ながら、アカデミー主演女優賞を獲ってしまったジュリー・アンドリュースを迎えたという、当時まさに鳴り物入りの作品でした。



そんな助演にはブロードウェイのミュージカル俳優だったクリストファー・ブラマーを充てていますが、実はこのブラマーさんが以来70年にも渡る芸歴を過ごされていて、大好きな作品の常連だったことにも驚いてしまいました。そんな作品の数々には『スタートレックⅣ』『ビューティフルマインド』『ドラゴン・タトゥーの女』『ナイブズアウト』などなど、それらの作中でも多種多様な役柄を演じられていたことにも驚きます。




映画『サウンド・オブ・ミュージック』でジュリー・アンドリュースとの撮影シーン 〜ウィキペディアより




そしてこの舞台となった時代は第一次世界大戦で敗れたドイツにアドルフ・ヒトラー率いるナチス党が台頭し、ヨーロッパにその覇権を拡げつつあった時代。旧オーストリア=ハンガリー帝国海軍の退役軍人だったゲオルク・トラップ大佐は、妻を亡くした悲しみから子供たちに海軍流のしつけを厳しくしていて、それに反抗できない子供たちはかわりに家庭教師を困らせてばかりいました。そこへ教会から派遣されたのが自由奔放すぎることで修道女には向かないと言われてしまったマリアで、厳格なゲオルクに対しても歯に衣着せぬ態度で当たったことから子供たちの心をすぐに掴みます。



そんなマリアの登場シーンが物語冒頭、アルプスの山並みを映す空撮からワンカットで繋がる「The Sound of Music」の歌唱シーン。


あの長回しはきっと当時の映画としては斬新だったに違いないし、空撮の始まりはまるで空を飛ぶ鳥が雲を抜けてくるように暗く、物語への導入としては少々トーンが低め。そこからのジュリーの4オクターブと言われる唄声が草原に渡り、この物語が明るく晴れやかなストーリーであることを予感させます。ゲオルクは初めそんなマリアが気に入らず追い出そうとしますが、子供たちに歌うことを教えたマリアが婚約者のエルザを迎える歌を仕込んでいたことには感動して彼女を引き止め、その後二人はお互いの気持ちを確かめたのちに結婚します。




合唱コンクールで歌うトラップ一家 Photo by ゲッティ=共同




しかしそんなトラップ一家を巡ってはナチスドイツによってオーストリアが併合されたことから、誇り高いゲオルクを徴兵しようと地元の親ドイツ派指導者ツェラーに目を付けられてしまいます。おまけにトラップ家の長女リーズルと恋仲だった郵便局員のロルフでさえ、ナチスドイツの党員としてトラップ一家を追いかけ、墓地に潜んでいたトラップ一家を発見すると逃すまいと上官に通報します。ただし史実を紐解いてみると当時のオーストリアでもファシスト的だったシュシュニック首相にゲオルクは傾倒しており、一方でそんな政権には否定的でドイツ併合を受け入れていた国民も少なからずいたため、どちらかといえばファシスト同士の政権争いに敗れたゲオルクが逃げただけという見方もあるようです。



それにしてもいくつか映画と史実との違いこそあれ、コンクールの最後で歌われる「エーデルワイス」がオーストリア国民にとっての心をあらわす歌であることは間違いないよう。アメリカ亡命後にトラップ・ファミリー合唱団として興行活動を生業としていた一家も、やはりこの曲を歌い続けていたようです。この歌は日本人にとっての『ふるさと」や「桜」のように、離れても残る郷土愛を示しているのだと思います。


最後にそんな実際のトラップ一家の様子が残る動画を紹介して、映画の余韻に浸りたいと思います。




いや〜、やっぱり映画って良いものですね〜





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