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》あり得ない出来事を多面的に体験できる:映画『バード・ボックス』鑑賞記

2023.08.17

映画にはパニックホラーなど現実ではあり得ない出来事を我が事のように体験して、その時の自分の心の動きを知る面白さもあります。そんなストーリーや俳優の演じ方次第で変わってしまう、二つの作品の感想をブログに。



ホラー映画好きの友人が「ホラー映画で怖さに慣れると、現実でもそんな事態になった時慌てずに済むよ」と言いますが、正直ホラー映画はほぼ見ません(笑)。そしてこの『バード・ボックス(2018年製作)』を見る前に、続編にあたる『バード・ボックス・バルセロナ(2023年製作)』を先に見てしまったのですが、そちらは正直「何が敵で、そこから何が言いたいのか分からない」という感想しか浮かびませんでした。



それをいつもの如くFilmarksに感想を投稿したところ、「こんなの観なくてもいいので是非前作を観て欲しいです。」と見ず知らずのユーザーさんからコメントいただき、改めて見直したのがこちらの作品。前作と続編に共通しているのは得体の知れない何かを直接見てしまうと、なぜか気が狂ったように自殺してしまうという事態に襲われた主人公たちが、それでも生き抜こうとする姿を描いたもの。


でも全く同じ題材を描きつつも、驚くほど視点が違ったことが面白くて、そんなところをオススメしてみたいと思ったNetflix作品です。




《『バード・ボックス』のあらすじ》



思いがけず子どもを身ごもったアーティストのマロリー(サンドラ・ブロック)は、ある日突然訪れた世界の終焉と人類滅亡の危機に直面する。


残された幼い命を守れるのは彼女だけ。


生き残るためにできることは決して“その闇“を見ないこと。


マロリーは決死の逃避行を決意する―。



流石はサンドラ・ブロックという演技力で、視界を奪われた世界に引き摺り込まれます




思いがけず子を身籠ってしまい困惑していたマロリー(サンドラ・ブロック)は、姉と一緒に産婦人科に行った帰りに「何か」に出会わしてしまい、見てしまった姉は車を暴走させて衝突。何とか助かったマロリーは逃げ惑ってとある家に逃げ込みますが、突然世界中で相次いで人々が自暴自棄になって死ぬという事態が起こっていることを知ります。



逃げ込んだ民家にはさまざまな人たちが逃げ込んでいて、マロリーと同じように妊娠してた女性や女性警官、そしてマロリーを助けようとして命を失った女性の恋人もおり、ともかくおかしくなってしまった人々は「何か」を見ると恍惚とした表情になって死を選んでしまう事から、窓を覆って、そこで生まれた子供たちと共に外の世界を謝絶して生き抜こうとします。




子どもたちを守リ抜こうと戦うマロリー(バード・ボックス、Netflix作品)




この脚本が絶妙なのはそんなことの起こりと、その5年後に男の子をボーイ、女の子をガールと呼んで3人でどこかへ向かうマロリーの姿を交互に描くことで、次第にその5年間に何が起こったのかを炙り出していくスリル感。そしてどちらの場面でも「何か」の正体を明かさないことで、見ているこちらにまで目を塞がれた閉塞感を感じさせるようなパニックホラー感。



さらにそこにサンドラ・ブロック演ずるマロリーの子供達への心情や恐怖感までもが加わって、次第にバード・ボックス=籠の鳥の意味が明らかになっていきます。そして「何か」が神か?それとも悪魔なのか?という宗教性までも問う人々が現れ、残された人々との戦いも描かれていきますが、この辺りは少し前に話題となった『NOPE』に似ている感じもします。


『幸せの隠れ場所』や『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』に並ぶ、サンドラ・ブロックの代表作ではないでしょうか?




「何か」を感知する鳥たちと共に、安息の地を目指すマロリーたち(バード・ボックス、Netflix作品)




【『バード・ボックス・バルセロナ』は同じ題材を、より人間側から描きだした】

それに対して続編というか、スピンオフ作品という扱いの『バード・ボックス・バルセロナ』は同じくこの事態に巻き込まれ、スペインはバルセロナで娘と一緒に逃げ回るセバスチャンという男を中心に描き、「何か」を神と崇める殉教者たちこそが人類の敵として描かれていきます。それによってパニックホラーというよりも人間臭く、どこかキリスト教の七つの大罪をモチーフにした『セブン』のような猟奇性さえ感じさせます。




《『バード・ボックス・バルセロナ』のあらすじ》



9カ月前に謎の怪物が現れ、目を合わせた人間は次々と自殺して世界的な大惨事が起こった。


生き延びたセバスティアンと娘のアンナは、怪物を避けながらどうにか暮らしていた。


外にでるときは目隠しとしてゴーグルをしている。怪物を目を合わさないためだ。


ゼバスティアンはアンナに「隠れていて」と言って、集団で生活しているコミュニティに入り、一緒に暮らせそうかを探った。


しかし、最悪の秘密が首をもたげる。果たしてセバスティアンとアンナの命運は!?



続編ではなくスピンオフというのがミソ(バード・ボックス・バルセロナ、Netflix作品)




どちらの作品にも通ずるところは「赦しとは何か?」というところ。


罪を裁く存在が違いこそすれ、何をもって赦しとするのかは人によってそれぞれで、マロリーにとって象徴されていたものと、セバスチャンにとってのそれとの違いはなかなかに面白く感じました。もしかしたら順番通りに『バード・ボックス』を見て、比較しつつ続いてスピンオフとして見ていれば『〜バルセロナ』の方ももう少し楽しめたかも知れませんね。



もしご覧になるならば順番通りに見て、そんな視点の違いを楽しんで頂ければと思います。





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