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》死生観と親の愛のはざま:映画『いつかの君にもわかること』鑑賞記

2023.07.18

余命僅かなシングルファーザーが幼い息子のため、代わりに養育してくれる家族を探すストーリー。さまざまな人生を見ることによって互いの思いに気づいていき、生きるということの辛さや意味を考えさせられる物語でした。



この作品は原題を『Nowhere Special』として、実際にあった出来事からインスピレーションを受けた脚本を監督自身が書いたそうで、人の生き死にについて「なにも特別なことじゃ無いんだ」とでも言われているかのようなストーリー。



このウベルト・パゾリーニという監督はこの前にも『おみおくりの作法(Still Life)』という作品で、他人の死に向き合うことで「生きる」ということを再認識していく物語を描いているそうなので、またそちらもぜひ見てみたいと思います。




《『いつかの君にもわかること』のあらすじ》



窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。


シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、


養子縁組の手続きを行って息子の“新しい親”を探し始める。


理想の家族を求めて何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。


そんな彼は献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。




二人の演技がとにかく素晴らしい




【虫の体は空っぽだからもう動けないんだ…】

33歳のシングルファーザーのジョンが、不治の病を抱えて5歳の息子マイケルを養育してくれる家族を探すストーリー。


マイケルの母親は彼を産んですぐに生まれ故郷のロシアに帰ってしまい、それ以来窓拭きの仕事をしながら二人きりで暮らしてきたけれど、どうやらもう余命が短いジョン。自分自身も親を知らず施設で育ったジョンは「せめてマイケルには普通の幸せを掴んで欲しい」とコーディネーターの力を借りつつ、養父母の希望者と毎日のように面談を繰り返します。そんな彼の病気のことはあまり語られないし状況についても説明らしいものもなくて、二人の様子から浮かび上がってくるだけなのがかえってドキュメンタリーのように感じる映像です。



面談するのは子供ができず多くの養子を育てている夫婦や、敢えて高齢になるまで子供を作らなかったけど育ててみようと決めた夫婦に、若過ぎた出産から我が子を手放してしまったシングルマザーなど事情はさまざま。お金持ちだったり、子供たちに対する愛情に溢れた家族もあるけれど、ジョンはどこか足りないものを感じて煮え切らず。窓拭きの仕事で見る幸せそうな部屋の中の様子にも、さまざまな人生やそれぞれの事情があることを感じながら、自分の時間がどんどん無くなっていくことに焦るジョン。




慎ましくも幸せな二人の生活は間も無く終わりを告げます




マイケルにはジョンの病気はもちろんなんの面談だか教えられていない様子ですが、毎日続く知らない人たちとの話から何かを感じている様子。公園で見かけた昆虫の死骸を「パパ動かしてあげて」とお願いするマイケルに、「もう空っぽだから動くことはできないんだ」と話すジョン。二人の毎日は次第に空っぽになっていくジョンの目線から、人生での幸せってなんだろう?と悩む姿が描かれていきます。



父のジョン役には『赤い闇スターリンの冷たい大地で』で記者役を見事に演じたジェームズ・ノートンで、マイケル役は今回が初めての長編映画とは思えない演技を魅せてくれるダニエル・ラモントくん。計算され尽くしたようなセリフの間や、目線の送り方なんて誰に教わったらこうなるの?って思っちゃうくらいに切なくて可愛い。




どんな家族に託すのがマイケルにとって良いのか?




マイケルにとっての幸せと養父母にとっての幸せ、そしてジョンの考えるマイケルの幸せが一致するところは見つかるのか?見ているこちらにも何が正解なのかは分からないし、後を託すしかないジョンにとっては更に難しい選択なのが切ないほどに伝わります。







そして彼らが最後に選んだのは誰か?そしてそれが正解なのかは、AmazonプライムかU-Nextであなた自身が感じ取ってください。





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