》AIはビジネスの未来を奪うものばかりじゃない

数年前から「AIによって仕事を奪われる業種」が言われてきましたが、AIは単純作業を奪うばかりじゃなく高度な仕事を誰にでも携われるものにする可能性もある道具です、というブログ。

AIがこれ以上発達すると銀行の窓口業務や税理士などは仕事を奪われてしまう、などと言われて数年前から慌てた業界がいくつかあったと思います。実際に銀行や郵便などは景気低迷も手伝って、ここ数年で仕事の方向性が大きく変わってきたように感じます。そこへ更に現れたのは手軽に使用することの出来る生成系AIと呼ばれるもの。

まずは無料で公開されたChatGPTはより多くの人に使用されることによって精度を上げ、更に機能を発展させたChatGPT3.5を有料版としてサブスクで展開しています。そんな動きを中心として画像生成や動画生成に長けたAIなどが同じように現れて、それぞれの業界を生業としてきた人たちが「仕事を奪われる！」なんて騒がれました。

AIにも得意なことと不得手なことがある

でも実際にそうした人たちが仕事を奪われるとすればAIではなく、そんなAIを上手く活用出来る人たちではないでしょうか？

AIは単純な機械的作業が得意で、人間の得意な創造的分野は難しいなんて言われてきましたが、今年の芥川賞を受賞した九段理江さんは作品の中にAIの作った文章を取り入れたことや、そもそものテーマ作りもAIとのやり取りの中からヒントを得たと言われています。そこでは文筆家としての単純作業の書き出しとかではなくAIとのやり取りから元になるアイデアを貰ったということで、そんな協業はある意味では創造的であるようにさえ感じます。

一般企業でも社内イントラネットに生成系AIを導入したコカコーラ社やパナソニック社、そしてマーケティング業務に取り入れる事で商品開発などに活かした江崎グリコ社など、多くの企業が業務に組み入れることで効率化や業務プロセスの効率化などに活かしているそうです…と、この文章も実は検索の得意なAIのPerplexityを使って書き出して貰ったものを参考にしていて、最近ではちょくちょくブログ投稿にも使わせて貰っています。

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どうしても毎日ブログを書いていると切り口がワンパターンになりがちだし、解釈が自分の思い込みに走ってしまうことも多くなります。そんな時にAIと会話するようにやりとりしてみると、自分が思っても見なかったような展開が生まれたりもして、それはとても楽しいもの。ボク程度の使い方でもAIとの協業は充分に創造的であるように感じます。

そうしてみるとAIは単純作業が得意というよりも、高度過ぎて手が出なかったような作業を簡単に手助けしてくれることで、これまで単純作業に追いやられてしまっていた人たちの仕事内容や収入を引き上げてくれる道具になり得る気がします。もちろんそのためにはAIとの付き合い方や基本的な使い方は知らなければなりませんが、まずはそんなAIとの会話そのものを楽しんでみてはいかがしょう。

初めて出会った子供同士が友達になろうとするなら、まずは一緒に遊んでみますよね

まだAIは探索型の第一世代に始まり第二世代のルール型AI、そして機械学習を主とする第３世代AI（無料提供されている生成系AI）と進んできて、更に大規模化して深層学習を進めた第3.5世代にたどり着いたところ。この後の第４世代は様々な方向性が試されていますが、テータから抽出した情報を意味ごとに分けて知識化し、それぞれを関係性によって柔軟に組み合わせて活用するなどの能力が求められているそうです。

こうしてみると昔から言われていた「AIが自我を持つと人類を滅ぼす」といったような破滅的な未来よりも、人類とAIが共存していけるような未来の方が楽しいし、人類の可能性もまたさらに拡がっていくように感じます。使用者としての我々としても、「AIをどう活用するか？」なんて考えるよりも「AIと一緒に遊び倒す」くらいのつもりの方が、楽しい未来に近づきそうな気がします。

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