おざわやの代表のブログです
2023.09.09
映画には、自分とはまったく違う時代や境遇に置かれた主人公の気持ちに共感することで、知らない誰かの人生を体験出来るという面白さがあります。だからこそ人物描写や背景がしっかりと感じられる映画を見ると、主人公の気持ちが乗り移ったかのように感動の涙が流れたり、反対に憤りを感じてしまったりもします。はたまたホラー映画を見ながら思わず身体をのけ反らせてしまったり、戦争映画を見て戦場の悲惨さを体験したりもする。そんな環境や境遇に置かれる筈もないのに、まるで主人公の人生を生きているような気持ちになると、自身の心をその分豊かにする事もできるのが映画の良さの一つだと思います。
その一方で同じような題材を描いた作品を見比べることによって、「自分ならどうする?」と深く考察してみたり、自身の深いところの想いに気づく事もあります。例えばどうせ失敗するならと期待もされずイギリス首相に抜擢された『ウィンストン・チャーチル』が、ドイツ軍に追い詰められた連合軍兵士を『ダンケルク』岬から起死回生の一手で救い出したことで、その後の第二次世界大戦の戦況を変化させていった事実を描いた2本の映画。違う立場から同じ戦場を見ることで「自分なら?」を感じ取ることができるし、歴史の中の1ページを体感できます。
今回は片やフィクションで一方は事実を元にしたストーリーながら、同じような題材を取り上げた2本を紹介します。
舞台はイギリスの田舎町、ルイーザ・クラークはお洒落をすることが大好きな26歳
ある日、働いていたカフェが閉店することになったルーが新たに得た職は、
バイクの事故で車椅子生活を余儀なくされ、生きる希望を失ってしまった
元青年実情家のウィル・トレイナーの介護兼話し相手をする、期間6ヶ月の仕事だった
最初はルーに冷たく当たるウィルだったが、そんなルーの明るさが、
ウィルの頑な心を溶かしていき、やがて2人は最愛の存在になっていく
しかしある日ルーは知ってしまう。ウィルが決めた「生きる時間」があとわずかだということを・・・
エミリア・クラークのキュートさが堪らない当作とアンドリュー・ガーフィールドの笑顔が愛おしい『ブレス』
今回鑑賞した『世界一キライなあなたに』は2016年のアメリカ映画で、生まれも良く才覚溢れた青年実業家が事故によって半身不随になった姿を描いた作品で、以前このブログでも絶賛した『ブレス〜幸せの呼吸』は1959年にポリオに感染して半身不随となった主人公が、家族と共に36年間生き抜いた奇跡のような実話を2016年に映画化した作品。
ただ半身不随になったのも同じなら最後に選ぶ結末も同じながら、まったく違う生き方を選ぶ二人を描いています。
こんな気持ちで人生を生きたいと心から感じたストーリーでした
どちらも裕福な暮らしをしていた主人公が自由を失う姿を描いています。
『ブレス』のロビン・カヴェンディッシュは順風万歩な結婚生活を送っていたものの、出張先のナイロビでポリオに感染。その結果として身体中の筋肉がどんどん麻痺していく症状から次第に呼吸さえ出来なくなり、人工呼吸器から離れられない人生になってしまいます。その一方で『世界一キライな〜』ではフィクションながら、イギリス貴族の血を引くウィル・ターナーは誰もが羨むようなルックスと才覚に溢れ、青年実業家として成功していた矢先に交通事故に遭って脊髄を損傷。首から下の感覚を失って一生車椅子とベッドから離れられない人生を呪いつつ、半年後に尊厳死を迎えることだけを願って生きています。
ロビンが発症した当時はまだ携帯型の人工呼吸器はなく、ずっと病院のベッドに縛り付けられて生きる=死ぬのを待つばかり。そんな環境を嫌がった彼は自宅に人工呼吸器を持ち込んで、家族に介護をしてもらうために様々な発明を友人に頼みます。その一つがバッテリーを繋いで車椅子に人工呼吸器を付けた、外出するためのモバイルシート。それによって家族と共に旅に出掛けられるようになって残りの人生は挑戦の連続となり、笑顔の絶えないカヴェンディッシュ家。それに対してウィルは両親はもちろん他人を近づけず何度も自死を選ぼうとしてきましたが、たまたまお目付け役に応募してきた明るいルイーザと恋に堕ちて、彼女とのデートや旅行で日々を明るさを取り戻すようになります。
身体は不自由ながらどちらも幸せな人生に思えます
ロビンは家族の負担になっていることを重々承知しているけれど、それでも明るく生きることで家族の生きる喜びになろうと努力を続けて、その後36年間生き続けます。対するウィルはかつての自分が全てを持っていたという過去に縛られて死んだように生きてきましたが、ルイーザと出会ったことで彼にも笑顔が戻って、幸せを取り戻したように見えます。でもその一方でルイーザを本当の意味で幸せに出来ない自分の人生を許せず、やはり当初の予定通りに尊厳死に向かおうとするウィル。
もちろんヒトはいつかは死ぬものだし生きる価値はそれぞれに違うとは思うけど、この2作品は「どう生きるか?」を問うた上で「どう死ぬか?」までも描き出しています。どちらが正しいという観点で見るべきではないかも知れないですが、選ぶ結論ありきではなく、そこに向かうプロセスまでもしっかり感じた上で「自分なら?」という問いをラストまで続けた時、自分が一番大切にしたいことが何なのかが見えてくるような気がします。
ロビンさんを後ろから押すのは、この映画のプロデューサーで彼の息子のジョナサン(実際の写真)
こんな人生は実体験したくはないけれど「自分の人生を生きる中で大切にしたい想い」を確認するためにも、ぜひ見比べていただきたい2本の映画です。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易いお墓を建て替えたい
・お墓周りを使いやすくサッパリと綺麗にしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れているところが気になっている
・墓地にいつも雑草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくて何だかスッキリしない
・跡継ぎのないお墓をリフォームで続けて使えるようにしたい
などなど、他にもとにかくお墓のお困りごとや悩みがあるという方はまずここから連絡ください
現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
アクセス
店舗の前に2台分の駐車スペースがあります
少し停めにくいですが、バックで駐車したほうがお帰りの際に出庫しやすいと思います
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田」行きもしくは「地下鉄いりなか」行きに乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいたら、北へ3分ほど歩いたら牧の原南の横断歩道のある交差点の東南角に店舗があります。
ご予約いただければ駅まで車でお迎えにあがりますので、遠慮なくご予約くださいね!