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おざわやの代表のブログです

【気持ち良いくらいの兄弟愛で成し遂げた勝利:映画『The Fighter』鑑賞記

2020.04.17

またまたクリスチャン・ベールが魅せてくれる演技と、マーク・ウォルバーグの《ダメ(凄い)兄弟》が成し遂げた、勝利への道を描いた作品の感想です。



 最近いろいろな方から【ウイルス感染】とか【パンデミックホラー】みたいなオススメ映画を聞きますが、どうしても今観る気にならない。絶対面白いやーん!と思っても、やっぱり観れないです。それは余りに今の状況がハマりすぎてると余計に怖くなってしまいそうだから。なのでそういうオススメはいつも参考にしているFilmarksというアプリでブックマークして、この件が収まったらじっくり観ようと思っています。



映画の感想も簡単に書いたり、人の感想読んで参考にしたりしてます


 こうして色々なコミュニティが出来ていくのが楽しいし、繋がりが重なっていくのも嬉しいです。そんな中から特に観ているのはやっぱり楽しくなるとか勉強になるとか、要するにプラス思考出来そうな映画を選んでしまいます。どうせなら観終わった時に明るくなれるとか、たまには泣けるとかも良いですよね。


 そして観た作品は『The Fighter(2010年公開)』。

監督は以前に観た『世界に一つのプレイブック(2012年公開)』や『JOY(2015年公開)』がとてもスッキリ感動作で印象的だったデヴィッド・O・ラッセル。主演はいつもどこかで闘っている気がする(笑)マーク・ウォルバーグと役柄に応じていつも別人になり切ることで有名なクリスチャン・ベール。この作品はアカデミーとゴールデングローブで助演女優賞・男優賞を獲っています。



【あらすじ】

 実在のプロボクサー、ミッキー・ウォードと兄のディッキー・エクランドを描いた伝記映画です。天才的なボクシングセンスで過去にあげた栄光を忘れられない兄ディッキーは、大舞台で敗れたことから薬物中毒になってしまう。そんな兄からボクシングの手ほどきを受けて育ってきた弟ミッキーは、そんな兄と過保護の母親アリスや姉妹?たちに振り回されつつ、なかなか勝てずに居ます。ある時ディッキーが窃盗で捕まり刑務所に収監されたことを期に、声を掛けてくれていた新しいトレーナーと組んだことから勝利を重ねて行きます。そんな中から掴んだ世界タイトル戦に、ここぞとばかりに出所した兄や母親が絡んできて・・・。






【若干ネタバレ気味ながら楽しんで観られる感想はここから】

 ジャンキーでいつでも人を食ったような態度の兄、そしてそんな兄のことが可愛くて仕方ない如何にもなステージママのアリスや、よく関係の判らないお姉さんたちに囲まれたミッキーはトレーニングもマネージメントも全て2人に振り回されてばかり。どうやらディッキーとは父親違いの兄弟らしいので、他の姉妹もそんな感じなのかも?そして兄は悪友たちと薬でラリって練習に遅れてばかりだし、アリスはファイトマネーの高い相手ばかり試合組まれる(要するに強い選手の噛ませ役で稼ぐ)し、時には何ランクも重量が上の選手と戦わされて死ぬ思いをしたり。それでもミッキーにとっては憧れの兄であり、育ててくれた母親の愛情には応えたい思いで従ってきました。でもある時たまたまバーで知り合ったシャーリーンと付き合いだしたことで、少しづつその考えが変わって行きます。そんな中でディッキーが試合のために金を作ろうとして窃盗で捕まり、それに巻き込まれたミッキーは警官に大切な拳を潰されてしまいます。


〜なんだこれ?と思うようなヒドイ家族を食わせるために試合し続けるミッキーを演じるマークは、実はミッキー本人に憧れてこの映画を実現したかった張本人だそうで、5年もの時間をかけて公開にこぎつけたよう。低予算の上、なかなか監督も決まらず、ベールの推薦したラッセル監督とは初めてではないけど、どちらかといえば問題児な監督らしくて、なんでもアタマにきた某有名俳優に頭突きを喰らわしたこともあるとか(笑)。そんな中で出来た作品には思い入れも多いことでしょう。



 いつも役作りのために減量や増量を繰り返しているクリスチャン・ベールが演じたディッキーは、ベールが演じた通りの破天荒な人。というのもベールは役作りのために演技に入る前、ディッキー本人に会って彼を理解してから作品作りに入ったというから、あんなに独特な動きやクセのあるしゃべり方などそっくりに演じられたんだと思います。どうやらアカデミー助演男優賞の受賞にはディッキー本人もスピーチに現れたそうで、「オレが取らせてやったんだぜ」的な感じだったとか。居ますよねー、悪っぽくてちょっと小狡いんだけど憎めないヤツ(笑)。またそんなヤツ演じさせたらベール以上の人は居ないんじゃないでしょうか?


〜あまりのベールの好演ぶりとシャーリーンを演じたエイミー・アダムスの2人に助演賞は渡ったものの、立役者で主演のマーク自身は受賞ならずっていうところも、ディッキー本人のクセのある生き様に全部持っていかれちゃったってとこでしょうか?



 警官に拳は潰されるは、母親はそれでも兄ちゃんのことばかり肩持つはで詰まらないミッキーですが、試合前になると刑務所のディッキーの所に行ってしまいます。で、試合で窮地に陥って思い出した兄ちゃんのアドバイスで勝利を得ると、やっぱり兄ちゃんだな!と。そしてディッキーの方もテレビで取材されたのはかつての才能あるボクサーの再起物語かと思っていたら、過去の栄光にすがってジャンキーに転落したボクサーの話になっててガッカリ。お互いに相手のことが大好きな兄弟だけど、このままじゃ自分にとっても良くないってことで決別したミッキーと、刑務所の中でドラッグに決別してやり直そうとするディッキー。


〜観ているこっちとしては「またそんなことしたってどうせ薬やったりするんでしょ?」くらいにしか思えませんが、兄ちゃん今回の気合は違いました。刑期が終わって出てきたディッキーをジムで相変わらず迎えようとするアリスたちを他所に、どこか他でやってくれと冷たくいうミッキー。それにムッとした様子のディッキーですが、やっぱりタイトルマッチにはディッキーが必要なんだ!と訴えるミッキー。そしてディッキーが向かったのは悪友たちの待つアジトだったから「ほらやっぱり!」なんて思ってたら、そのままシャーリーンのところへ行って「ミッキーはオレと違ってホンモノなんだ」と力説して彼をサポートするよう頼みます。そこに駆けつけたミッキーが「とにかくオレのヒーローはあんたなんだ!」と伝えても、「ヒーローだった、だろう?」と自嘲気味に去って行きます。いかに今まで弟に苦労をかけてきたか悟ったアニキとそれを受け入れる弟、良いシーンですね〜。



 互いの本心をぶつけ合ったことで分かり合えた兄弟とシャーリーンが、一致団結して迎えたタイトルマッチで、話はクライマックスへ向かいます。その後、エンドロールでは本物のディッキーとミッキー兄弟が現れて、改めてマークとベールの演じっぷりが確認できたし、このラストにはやっぱり涙が出てしまいますねー。




 こんな自粛ばかりで閉塞したような世の中で、そんなのをぶっ飛ばすような破天荒なアニキと、それに応えてアニキの夢を叶えようとする弟の剛腕ぶり。そしてオマケに感動のラストで涙流してスッキリすること請けあいな映画、是非いかがでしょうか。





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