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おざわやの代表のブログです

安定感と期待感のバランスについて

2019.07.18

今日は税理士との打ち合わせから始まって事務三昧な午前のお仕事。

久しぶりに夫婦揃って事務所でお仕事してたので、お昼ご飯も一緒に近所のあんかけパスタチェーン店へ。こちらは特に美味しい!ってことはありませんが、カレーやコメダコーヒーなどと同じように「安定感」は間違いなし。







ところで名古屋の名物となっているこのあんかけパスタはご存知ですか?

スパイシーなあんかけ風のタレと油通しした極太麺のこってり味が特徴なのですが、ボクが子供の頃過ごした小牧市には無くて、たまたま越してきた現在の名古屋市名東区で人気だった「kaz」という喫茶店で食べたのが初めて。その時に連れてってくれた友達にアドバイス貰って、頼んだ「ミラカン」というトッピングが記憶に残っていて他にも沢山のトッピングがあるのに、どうしてもミラカンを頼んでしまうっていうのも名古屋あるある。

でも名古屋のヒトが皆これを好きかって言うとそうでもなくて、ウチのムスコ君はまず食べません。理由を聞くと「これはパスタ(スパゲティのことかな?)じゃないから」と言います。それはその通りで、あんかけパスタは通常のスパゲティ類を指す「パスタ」ではなく「あんかけパスタ」という新しいジャンルの食べ物だと思って食べてみて欲しい。そんな名古屋名物です。

ちなみにボクは未だに「矢場とん」は食べた事ありませんけどね笑笑





ゲストにハピネスをお届けするのがゴール

昨夜は倫理法人会主催の講演会へ行ってきました。

スピーカーは所属しているアソシア志友館からの繋がりがあって、以前からお知り合いの永島悦子さん。永島さんは東京ディズニーランドの立ち上げからオリエンタルランドに勤められている生え抜きの社員で、今ではもう理事という役職の方です。そもそも東京湾の埋め立てを請け負った、いわば土建屋のオリエンタルランドがいかにして東京ディズニーランドを実現し、その後紆余曲折がありながらも、今のように世界でナンバーワンのホスピタリティを誇るディズニーランドになってきたか。社員教育やウラ話、そして風土改革の手法も交えながらの70分のお話しは、いつもながらよく通る声で聴きやすくあっという間でした。







TDLをオープンした当初はまずゲストを育てることが大変だったそうで、園内でお弁当を拡げようとするゲストや酔っ払った団体などへの対処に毎日追われていたそうで、その後キャストのホスピタリティの質を上げていくために儲けたゴールを「ゲストにハピネスをお届けする」としてこれまでになってきたそうです。

実際に悦子さんが最近行った上海ディズニーは、ハードとしてはこれ以上ないほどのスケール感でぜひ一度行ってみて欲しい!と言われるほどですが、ソフト面では東京の足元にも及ばないほどだとか。そんなTDLで行われてきたのは風土改革や意識改革はもちろんのこと、ホスピタリティを学ぶユニバーシティというシステムやお互いにチェックしあうファイブスターカードなど、キャスト自体がハピネスを感じる喜びを感じられる風土作りだったそうです。そして現在では本家のディズニー社員からも認められるほどのナンバーワンホスピタリティを実現してきたと聞いて、それだけでもまたディズニーリゾートへ行きたくなってしまうのは、やっぱりこれもディズニーマジックなのでしょうか?





ライバルはユニバーサルスタジオではなくゲストの期待感

これも印象的だったのは、私たちのライバルはゲスト自身の期待感だと言われたこと。つまりはリピーターのゲストが次に来る時に持ってくる「期待感」を、常に超え続けなければならないライバルとして相手にしているってこと。そこにはこれ以上ないライバルとずっと向き合い越えてきたという自尊心?のようなものを感じました。

あ、もちろんUSJもライバルだって言ってみえましたけどね笑


そしてハード面ももちろんで、今月にはソアリンという新アトラクションがスタート、その後も新エリアや新しいホテルなど、それこそ期待感を超えるべくどんどん進化していくそうです。そうそう、もうすぐファストパスを受け付けるスマホアプリも導入されるようですよ!



安定感と期待感を超えること。全く違うようでいて、実は繋がっている2つの言葉から色々なことを感じた、そんな一日でした。では今日のブログはこんなトコで。