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おざわやの代表のブログです

根を育てる

2016.01.30

中日新聞の運勢欄、何となく見てしまいますよね。

「万事順調」とか「穏やか」なんて書いてあると、単純に気分良くなってしまいます。

とはいってもこれは昨日のですが・・・

 

 

 

 

 

 

丙午の生まれの私は

「樹を植える者は根を大切にする。」

 

いくら花や果実がたくさん実ろうとも、それだけを喜んでいては養分を取られてしまって大事な幹が細ってしまいます。大事なのは根っ子。根っ子がしっかりすれば多少の病気にも揺るがず、翌年にはまた素晴らしい実りがあります。

お墓だってそう。

いくら立派な石でお墓を造ったって、いくらこれ見よがしに飾ってみたところで、基礎がしっかりしていなかったり使い勝手の悪いデザインでは後々困ることになります。

 

「徳を育てる者は心を養う。」

 

先祖から脈々と伝わる血縁、そしてDNAの繋がりから今の私の身体があることに感謝しつつお墓参りをする。それは何も先祖のためだけにすることではありません。そんな思いでお墓参りすることで心が落ち着く、それがひいては自分を大切にすることに繋がるのです。良い言葉をありがとうございます。

 

 

愛知県長久手市が市営の霊園に「樹木葬」の区画を作って募集したところ応募が殺到したとか。

選択肢の一つとしての樹木葬は、跡を継ぐ子供のいない家庭や一人身の方にとっては、みんな一緒で寂しく無い気がして良いかもしれません。しかし最近子供がいても「迷惑掛けたくない」とか、「どうせお墓の面倒なんてみてくれない」などといって安易にこういった樹木葬や永代供養を選ぶ方が増えているように思います。

樹木葬の根っ子を育てて樹を拝むよりも、家族みんなでお墓参りして「人としての徳」を育てるほうが何倍も心豊かになれると思うのですが・・・。