おざわやの代表のブログです
2021.03.27
はあ。本当に昨日のブログで偉ぶったのが恥ずかしい。笑
まあ別に偉ぶりたくて書いたブログではなくって、この石屋としての32年間に4Gとか5G並みにずいぶんと変わってきた石屋さんの仕事ぶりについて、振り返りつつ書かせていただきましたが、伝わってますでしょうか?笑
こんな石屋さんとして生きていく人生なんて子供の頃には想像すらしていませんでしたが、やっぱり32年もやってりゃあそれなりの知恵もついてイッパシの顔してやって行けるもので。日々お客さまとのやり取りをしていても、別に甘くみているつもりではなく「あー言えばこー言うだろう」的な先読みはしていたりします。例えばお客様の要望をしっかりと聞きとって作った見積もりを、次の打ち合わせで提出すると「たぶんまた思い直して前のプランに戻るだろう」なんて思ってると「ホラ〜!」みたいな感じ。
こちらのお仕事では、そんなボクのお薦めプランをとても気に入っていただいて、この敷地に造るならコレ!的なお墓造りをさせていただけました。それこそ仕上がりを見て「こんなお墓がボクも欲しい!」って思ってしまうような、ね。自画自賛。笑
そんな風に今日、ボク的なコレ!を提案させていただいた別のお客さま。
打ち合わせの場では「いいね!これでいきましょう!」と言われて、ありがとうございます!と言いながらも「そうでしょうよ?」的なしたり顔で(ムカつく〜笑)お店に帰って来ました。ところが事務処理をしていると、しばらくしてそのお客さまから電話で詳細の確認と質問をいただきました。ちょっと説明が雑だったのかな?とは思ったものの、その通話の中で説明させていただいて納得していただきました。
ところが10分ほどして再び同じお客さまからお電話いただいて「ん?」と思っていると、結局今回新たに薦めさせていただいたプランの一部は差し戻しになってしまいました。
始めの電話では設計の意図を再度説明させていただいて、お客さまにも納得していただいたように思っていました。でもまた再度のお電話では、結局はお客さまの要望の意図を説明されてしまったような具合。もちろんご希望の形で作らせていただくという前提で、プランを差し戻した場合のデメリットをお伝えしました。
その打ち合わせのメインとなっていたのは、このミニマムな形のお墓に組み込まれた「水受け」のパーツ。
お墓まいりする上では「花・線香・ロウソク」と同じように大切な、お水を供えるための水受けを設計に組みこみました。それがお客さまの取り入れたい内容とぶつかってしまうものの、「それはまず気にならないので大丈夫ですよ」と経験上からアドバイスさせていただきました。ところが再度の電話では「水受けが付いている利点はわかりましたが、やっぱり無い方がスッキリすると思うんです。」と。そしてその替わりに湯飲みを持っていきますということで、最終的にお客さまのご意見を取り入れた案で最終決着しました。
もちろんボクとしては後々のお参りの中で困らないように、そして使えば使うほどに納得していただけるだろうと考えてのプランでしたが、お客さまとお話ししているうちに「あ、でもこの考え方も良いよなあ」と感じるようになりました。
職歴って長ければ長いほど、自分の経験や価値観だけに走ってしまいがちです。
それは最大公約数的には間違いがない正解ではありますが、お墓って基本的にはオンリーワンであるべき。そんなお墓造りに既成概念のない状態で向き合っているお客さまの意見から、ボクらが気付かされることがあるってこと。これまでにもこんな体験はありましたが、久しぶりに思い出させて貰いました。
専門家だから見えること、そして専門家だから見えないこともあるってことを、これからも忘れずに居たいですね。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい
・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れていて直したい
・墓地に草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない
他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここからボクに連絡くださいね。
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。