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》子供だからこそ見える世界と忘れてしまう大切なこと:映画『カモンカモン』観賞記

2022.05.02

何となく気になって観た映画で当たりを引いた時、掛け替えのないメッセージを貰うことがあります。昨日見た『C`MON C`MON』がまさにそんな作品だったという感想のブログ。



最近はF-1中継やゴルフの試合にVODの映画や配信ドラマを見ることが多くて、すっかり映画館に行っていませんでした。VODの映画と言ったって、ズラッとラインナップされるタイトルには見たことがないものばかり。でもその中に自分にとってヒットするようものは殆どなくて、だいたいは好きな監督や俳優、それにフィルマークスとかでフォローしてる人のオススメなどからチェックしています。


そんな風に話題作だったりもともと期待していた作品が良い映画だったならもちろんですが、たまたま観てみた作品が大当たりだったりすると尚更嬉しいものです。




フィルマークスで最近チェックした9本はこんな感じでバラバラ!笑



また昨日は5/1で「映画の日」だったし、ゴルフの予定が雨でキャンセルになったこともあって、チェックしてあった映画でも見に行こうかと思ったワケですが、劇場公開されてる作品の中で言えば『ファンタスティックビースト〜ダンブルドアの秘密』かな?と。でもどうしても気が進まず、名古屋で今公開されてる映画のリストを何気なく見ていました。


そこでふと気になったのが好きな俳優の1人のホアキン・フェニックスが主演の『C`MON C`MON(カモンカモン)』。彼の作品では前作の『JOKER』の怪演っぷりも良かったし、『her〜世界でひとつの彼女』で演じた世界観も好き。そして何だかこのかわいいタイトルも気になって、見にいくことにしました。




【この作品のあらすじ】



NYでラジオジャーナリストとして1人で暮らすジョニーは妹から頼まれ、9歳の甥・ジェシーの面倒を数日間みることになりますが、LAの妹の家で突然始まった共同生活は戸惑いの連続。


好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ 独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけてジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録 音機材に興味を示して二人は次第に距離を縮めていく。


仕事のため NYに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行く ことを決めるが…




話題作を連発しているA24が製作でもあったしね



【『C`mon C`mon(カモンカモン)』の感想】

この作品ではホアキン・フェニックス演ずるジョニーはラジオジャーナリストという設定。まずこのラジオジャーナリストというジャンルの仕事が日本では聞いたことなくて、どうやらパーソナリティーとして社会問題などを自ら調べて情報番組に取り上げるよう。そして彼がインタビューしていたのがアメリカ国内に住むさまざまな子供たちで、子供の目から見たアメリカという国の問題を掬い上げることで、彼らの未来をより良いものにしてあげようというのがテーマのようです。



ところが実際には突然妹の家族の問題により9歳の甥っ子ジェシーを預かることになり、子供のいないジョニーにとってはいつものインタビューのようにはいかず、初めからずっとストレスフルな毎日。ジェシーを演じるのはこの作品が長編映画デビューとなるウディ・ノーマンですが、普段の彼のチャーミングな姿とたまに見せる悲しげだったり、芯の強い目線の大人っぽさが絶妙。共同生活していく中でぶつかり合って戸惑い、笑ったり怒ったりするうちにジョニーは、インタビューする子供たちに感じることまで変化していきます。







そしてジェシーから向けられる「なんで?」に何一つ答えられない自分に気づいて、そこから自身を見つめ直していくことで人生の意味や価値を再確認していくというストーリーが見事です。そんな映像は場面に応じてセピア色だったり少し燻んでいたり、または冷たくシャープだったりはするもののすべてモノクローム。そして音楽もそんな映像の違いに見事に合っていて、静かな物語の展開をやんわりと支えてくれる感じが耳に心地よく届きます。




さらに劇中ずっとジョニーがインタビューしていく子供たちは、全米の各地で実際にホアキン・フェニックスが録音して回ったドキュメントのようで、人種や格差などアメリカの抱える問題について子供の目線でしっかりと答えられていきます。でもそんな子供たちの感じているものが意外なくらいリアルで的確で、たまに織り交ぜられる知識人たちの言葉や哲学的な言葉にも負けないくらい。初めはオトナとして何がしてあげられるのか?という目線だったはずが、ジェシーの遠慮のない問いかけや残酷なほど鋭利な言葉や態度から、次第に子ども達からオトナたちへ向けられた強い意志のようにさえ感じていきます。



なんで忘れないはずのオトナたちは大事なことを忘れちゃうの?



なんでボクたちはこんなに簡単なことをオトナになる前に忘れなければいけないの?




Joaquin Phoenix, Woody Norman (L-R)



そんなことを2人の戸惑いの中から感じながら見ていくうち、子供時代が大人にとっても子供にとっても掛け替えのない大切な日々だということに気づいていく2人。そんな姿から見ているこちらまでが狂おしいほど愛おしく感じて、堪らなくなってきます。


そしてジェシーから、色々辛いこともあるけど前向いて進んで行こうよ!って「C`mon!C`mon!(先へ先へ)」とエールを賭けてもらっているような気さえしてきて。こうして感想書いてる今も、またこの作品を見直したい気持ちになっちゃってます。



いやー、久しぶりに深くて良い映画観ちゃったなあ〜って。







いつものように映画振り返りのHUBエールタイムまでが気持ち良くて、思わずお替わりしちゃいました!笑





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