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おざわやの代表のブログです

【2021年アカデミー賞で見せたNetflixの底力と様々な格差を描いた作品と】

2021.04.27

昨年の5作品ノミネートを大きく伸ばして、今回は16作品35部門でノミネートされるも作品賞は逃したNetflix作品についてブログに。



昨日アメリカで行われた映画の祭典、2021年アカデミー賞授賞式。

昨年に続いてアメリカ本土ではほとんどのスクリーンが閉じられたままで、新型コロナ禍ですっかり変わってしまった映画界。そんななかでもやっぱりこの映画の祭典はリアルで行われ、たくさんの映画ファンが楽しみにしていました。


しかし今年もまたすっかりネットによる映画配信が普及して、昨年公開予定だった話題作もまだまだ公開さえされていないのも多い。ちょっと寂しい気もしましたが、受賞した作品はそれぞれに素晴らしいものばかりでした。特に注目されていたのは最多の10部門でノミネートされて、いよいよNetflixが作品賞を獲るのか?と期待された「マンク」。でも蓋を開けてみれば、アジア女性として初めてのアカデミー監督賞と作品賞に主演女優賞の3冠となった「ノマドランド」が阻止しましたね。







「マンク」は観ていたものの、残念ながら「ノマドランド」はタイミング合わずで観ていないので、だいたいのストーリーくらいしか判らず。でもこの主演女優賞のフランシス・マクドーマンドのスピーチは、現在の映画界を代表する女優としての悲痛な危機感が伝わってきました。



「大きいスクリーンでどんどん映画を見て!」



この受賞によって減ってしまった上映回数がまた増えるかも


このままじゃ映画界はネット配信ばかりになって、興行収入も下がるばかり。これまでのような華やかなりし作品作りができなくなってしまう可能性もあります。

そんな思いがあのスピーチになったのではないでしょうか。




【それでもネット配信が拡がった良さもあります】

もちろんこれまでのような作品造りが難しくなるという点は否めませんが、見る側にとってはこれまで目に入らなかったような作品や、無名の監督がチャンスを得る機会が増えたのは間違いありません。今回監督賞を受賞した中国出身のクロエ・ジャオさんだって、このノマドランドに抜擢されたのは2017年に公開された「ザ・ライダー」という作品が評価されたからで、この作品の製作資金は監督とその恋人の撮影監督による持ち出しでした。



アマゾンプライムビデオで視聴できます


特にネットフリックスはこれまで映画監督をしていなくても、何か光るものをもっている人に任せるなど新人発掘にも力を入れていて、そんな動きがフレッシュな作品造りにも繋がっている気がします。




【そして今回はそんなノミネート作から2作品が受賞】

まず長編ドキュメンタリー映画賞に選ばれたのは、映像作家が気分転換のために潜った海で出会ったマダコとの触れ合いと、その一年を追った『My Octpus Teacher〜オクトパスの神秘』。たまたま映画紹介サイトのフィルマークスでフォローしている人が上げた感想に興味を惹かれて観ましたが、登場するのは映像作家クレイグ・フォスターとのその息子がちょっと。あとは名もなきタコと南アフリカの信じられないほど美しい海だけという、とてもシンプルなドキュメンタリーです。



タコに助演女優賞あげたいくらい笑


この作品見たらちょっとタコに対しての認識が変わってしまうくらい、驚くほどの知性があることを紹介したこの作品。「ヤバい」という感想から見たのですが、ヤバいどころかほとんど泣かされてしまいました。野生のタコなのに(なのにっていうのもどうかと思うけど笑)クレイグに懐いて吸盤で吸い付きコミュニケーションしたり、時にはしっかりと抱きついて離れなかったり。こんなんされたら堪らないし、南アフリカの大自然を生き抜こうとするタコの姿には感動さえしてしまいます。こんなタコと人間の友情、イヤもしかしたら愛情の物語を描いてしまったこの作品には、誰一人文句なく喝采を送ってしまうんじゃないでしょうか。




そしてもう一本、昨今のBLM運動を受けての短編作品は『TWO DISTANCE STRANGERS〜隔たる世界の二人』は、32分という短さながらある黒人男性が何もしていないにも関わらず、マンションを出てすぐ出会う白人警官に職務質問されて殺されてしまう体験を、何度も何度もタイムループして繰り返すというストーリー。





登場するのは主人公の黒人二人に白人3人と南米系?な女性一人ととてもシンプル。殺されるシーンで起きるたび悪い夢を見ているんだと思っていたけど、何度繰り返しても結果は変わらず、次第にそれが本当に起こっていることなんだと気づく。そして色んな工夫をしてあれこれ試して、それでもダメならと何もしなくてもやっぱり殺されてしまう。それでもループから抜け出すためにと白人警官と会話をして仲良くなり、家まで送ってもらったものの結局「何をしても無駄だ」とやっぱり殺される。


永遠に続くとも思えるような悪夢に心折れそうになっても、そんな中にさえユーモアを込めて少しでも事態が良くなるようにと努める彼ら。それでも最後には「ぜったいに諦めない」と立ち向かい続ける姿で終わるこの作品は、これまでもずっと続いてきたアフリカ系アメリカ人に対する差別問題を短い時間ながらわかり易く、そして深く重く感じさせるストーリーが見事でした。




タコと人間でさえこれだけ関係性を築けるのに、同じ人間同士が傷つけ合うって馬鹿馬鹿しいと思える2本はネットフリックスに加入していれば無料で観られるので、ぜひ見てください。

今年もまた公開延期やネット配信の隆盛が続きそうな気配ですが、これを一過性のものとは思わずに新たな流れとして受け止め、さらに良い作品造りに繋がっていくと良いなあと思います。





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