おざわやの代表のブログです
2021.03.11
前回2月の緊急入院の時、身体の中に起きていることが自分では体感できず、どこと無く感じる不安から逃れたくて選んだのがこの作品。別に監督や俳優を知っていたというわけでも無く、ただ何気なく見ていたAmazonプライムビデオのオススメから選んだだけ。でもちゃんと思ったような作品を上げてくるあたりは、アマゾンのアルゴリズムの正確さ(?)には恐れ入ります。
どっかで誰か見てんのかな?笑笑
この作品の元題は『Tout le monde debout(さあ皆さん立ち上がって)』で、これはスタンディングオベーションを即すフランス語だそうです。
偶然の重なりから車椅子が必要だと偽ってしまった軽薄男ジョスランと、事故によって下半身不随になってしまったものの快活で理知的なフロランスが、互いに嘘をつきながらも車椅子でのデートから惹かれ合う姿を表して、フランス的な見事なユーモアセンスですね(知らんけど笑)。
パリで大手シューズブランドの代理店を経営するジョスランは、イケメンでユーモアもあり女性にモテモテだけど恋に真剣に向き合わず。一時的な関係から前に進もうとはせず、アラフィフながら結婚なんて全く考えていません。
突然亡くなった母親の葬儀のためにに戻った田舎で、たまたま母親の使っていた車椅子に腰掛けていた時に出会った女性に嘘をついてナンパ。それが元で誘われたその女性の家で出会ったのは姉のフロランスで、彼女は車椅子に乗っているものの快活で明るくユーモアのセンスもあって笑顔が素敵。ジョスランは彼女と会うたび次第に彼女に惹かれていくものの、その反面どんどん本当のことが言い出せなくなり悩みます。
でも実はフロランスも彼には伝えていないことがありました。
そんなオトナの2人の恋の行方はいかに?
このストーリーの主役ジョスランを演じつつ、監督に加えて脚本もこなしたのはフランク・デュボスクというフランスでは国民的大人気のコメディアン。その芸風は「イケメンながら嘘つきで気取り屋なフランス男」だそうで、日本で言えば最近は「ソロキャンパーなユーチューバー」として人気の芸人ヒロシというところでしょうか?(ちょっと違うか?笑)
まあ要するに得意なコメディーのネタをそのまま映画にしてしまったというところなのですが、それがまた素敵なストーリーになってしまっているというのがニクイ。特に同年代なアラフィフ男の恋物語(笑)というところにも引っかかってしまったのかもしれませんが、いかにもなキャラ設定に無理がなくて、演技にも力が抜けているのもヨシ。そして親友の医師や秘書のキャラクターや関係性も絶妙で、ところどころで笑いを誘います。
お相手のフロランスを演じるアレクサンドラ・ラミーの車椅子での演技も見事で、オリンピアンの車椅子テニスプレイヤーから直接手解きを受けたというテニスの試合ぶりは、まったく違和感なく本当にハンディを持っているかのように見えます。世界的なバイオリニストでもあるという設定で、不慮の事故によって車椅子生活を送ることになって恋を諦めていたフロランスは、偶然現れたジョスランに惹かれていきます。
正直言って「車椅子」について、こんなコメディタッチなストーリーで扱うってどうなのよ?という心配も持っていました。
でも実際に作品を見て気づいたのは普段の生活の中で車椅子を特別なものとして見ているのはジョスラン(ボクら?)の方で、フロランスはそんな状況を我がこととしてすべて受け入れています。でもこと恋愛に関してはフロランスは諦めている部分があったのに対し、ジョスランはそんなフロランスを受け入れて惹かれていったという両者のチグハグさと、2人共がお互いに「嘘をつく」ことでそんな関係を続けていることに耐えられなくなっていく様子なども面白おかしく描かれています。そんな中から「障害ってなんだろう?」なんて考えさせられる部分や、車椅子に乗るジョスランがアチコチぶつかったり進めなくなったりする滑稽さなど、その扱いのサジ加減も見事。
きっとどちらの立場から見てもイヤな思いをするところはないんじゃないかなって思います。
なにより一番好きなシーンはこのプールでの2人。
花やキャンドルが水に浮かび、フロランスのドレスが大輪の花びらのように開いていく。たったこれだけのことで2人の間にあった壁が消えていくことを美しく表現していて、ますます障害なんて実は取るに足らない問題なんじゃないか?って気になりました。
とにかくオトナな恋物語の素敵さと、思い込んでしまったヒトの滑稽さが詰まったストーリーは笑って見てられるし、あとに爽快な気分が残ることウケアイ!
ワインとかシャンパンでも飲みながら、ぜひゆったりと見てください。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
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