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【学ぶって喜びなんだと気付かせてくれる:映画『風をつかまえた少年』鑑賞記】

2020.11.11

ネットで天気予報をチェックする現代に、干魃(かんばつ)に苦しみ雨乞いに頼る村人を救ったのは中学に入りたての男の子。学校を追われながらも彼を駆り立てたものは何だったのか?



ある年、アフリカの最貧国のひとつマラウイを大干ばつが襲いました。農作物は育たず食べるものもない。そんな時に村人たちが頼ったのは祈祷による雨乞いって、いつの時代よ!って思いますよね? 

それが2001年のアメリカ同時多発テロ事件の最中に起こっていたなんて信じられますか?


2019年に公開された『風をつかまえた少年』は、当時全人口のうち電気が使えるのは2%にしか過ぎず貧困に喘ぐマラウイに生まれた少年ウィリアムが、風力発電によりこの村を、そしてこの国を救っていくという実際にあった物語です。






【 あらすじ 】



アフリカ最貧国のマラウイでは近年干ばつが続いていましたが、2001年ついに大干ばつが襲い農作物は取れず、多くの人が亡くなっていきました。14歳のウィリアムは義務教育の小学校を卒業し、父親が用立ててくれた前金で中学校に通い始めたところ。父親のトライウェルは真面目が取り柄ながら、学がなく父親から継いだ畑も作物ができないため、残りの学費を納入できないウィリアムは退校処分になります。


ウィリアムは元々手先が器用で、村人から頼まれては電化製品を修理してあげていました。ある時学校の図書館で読んだ本で電気は作り出せるということを知り、ウィリアムは干ばつの畑に吹く乾いた風を利用できないかと考えます。はじめは馬鹿にしていた周囲の人々も、彼の熱意にほだされてウィリアムの夢に協力し始めます。






【学ぶことの意味をまた考えさせてくれる実際のストーリー】

この作品はウィリアム・カムクワンバ本人が書いたベストセラーの自伝をもとに、『それでも世は明ける』『オデッセイ』などでの名演が評価されているキウェテル・イジョフォーが作品化を熱望。監督・脚本に加えて、無学故に息子をなかなか理解してやれない父親役も演じています。主役のウィリアム役には全く未経験ながら、オーディションで選ばれたマックスウェル・シンバの演技が光ります。





7人兄弟の中ただ1人の男の子で家族みんなが期待を寄せるウィリアムには、学をつけてやりたいと有料の中等学校へ通わせます。しかし収入は断たれて学費はが足りず、校長はウィリアムを退学処分にしてしまいます。でも彼の学ぼうとする姿勢とその嬉しそうな顔に、周囲の教師たちは教室の隅や図書室で学ぶことを黙認。ウィリアムはその中で出会った一冊の本から、風力発電で畑に水を引くことを思いつきます。


父親のトライウェルは村の話し合いの中、村を守っている森を売ろうとする村人を止めようとしますが、食べるもののない村人は木材をどんどん安く買い叩かれていきます。自分の分まで子供たちに食事を与えつつ、利益を約束してくれるという役人の選挙を手伝おうとします。しかし彼が留守にした間に倉庫から大切な食料は盗まれるし、作物は一向に育たず。しかもウィリアムのやろうとしていることを理解できず、彼の作った模型をオモチャ呼ばわりして叱りつけてしまいます。





そんな真面目な夫を愛し、子供たちには「自分の腕を切ってでも食べさせる」という母親のアグネス。内容は理解できないけれど目を輝かせているウィリアムを信じて応援しようとします。周囲の大人や友達も、ウィリアムの集めた電気でラジオが鳴り始めると彼を信じ始め、協力していきます。







そんなウィリアムにとって学びとは何だったのでしょうか?

少なくともテストで良い点を取るとかではありません。周囲の大人たちが日々食べるものに苦労して畑を耕す中、彼にとっての学びは純粋に「知らないことを知る喜び」であり、学んだことを生かして風力発電によって電気をつくるための「信じる力」になりました。そうして廃材を集めて作った風力発電で、畑に水を引いたことで村では二毛作さえ可能になって、マラウイの「未来を作り出す力」になりました。


学びの力の凄さと素晴らしさ、そして子供たちには学びが必要であることを再確認させてくれる、素晴らしい作品でした。





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