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おざわやの代表のブログです

【小さな瞳の輝きの奥に隠れたもの:映画『地上の星たち』鑑賞記】

2020.09.30

インドの名優アーミル・カーンが描き出したのは障がいに隠れた子どもたちの輝きと、心がくすんでそれに気づかない大人たちへのメッセージのような物語の感想を。



 インド映画というと「やたらに長い」とか、「やけに踊り出す笑」とかいう感想を持つ人が多いと思いますが、全くその通り笑。でもそんな中に大切なメッセージが入っている作品が多く、特にこのアーミル・カーンが出演する作品はそんな部分が顕著に見られます。2009年の「きっとうまくいく」では教育問題を、2016年の「ダンガルきっと強くなる」では男女格差の問題を描き出していました。問題を描きだすと言ってもそこはやっぱりボリウッド、インド映画独特の面白さもあって見応えのある作品でした。


 今回の作品で描かれたのは子供の身体的な障がいとそれに対するオトナたちの認識について。子供たちは誰でも輝いている!という意味を込めたタイトル「LIke Stars on Earth」がぴったりな2007年の作品。日本での公開はされていませんが、ディズニーからDVDが出されてNetflixでも配信されています。




【あらすじ】



いつも空想しては絵を描いているイシャーンは勉強が苦手。スポーツ万能で頭の良いお兄さんとはいつも比較され、厳格なお父さんにも理解されず「努力しなさい」と言われるばかり。授業中も落ち着かず勉強ができないことが次第に学校でも問題にされ始めます。ある日誤魔化して学校をサボってしまったことから、家族にも見放され、もう手に負えないと遠くの寄宿学校へ入れられてしまいます。そこでも周りとは打ち解けられず、泣いてばかりいるうちに心を閉ざしてしまうイシャーン。そんな時、大嫌いだった美術の先生が他校に移り、その後任に現れたのは若く型破りなランチョウ(アーミル・カーン)。イシャーンの様子が気に掛かった彼は休みの日にイシャーンの実家を訪れ、彼の中に秘められていたモノに気づきます。





 13年前の作品ということでアーミル・カーン若ーい!笑。この作品は主演だけじゃなく監督までこなしていますが、彼は作品作りにかけては完璧主義者として知られています。この2時間45分(長ーーー)のストーリーでは始め1時間、彼は出てきません(長ーーー笑)。しかし出てきてからは泣かされること度々。そしてエンドロールでは号泣!


 障がいに対するオトナの考え方をもう一度見つめ直すにはサイコーの映画です。




【ここからはネタバレありの感想】

 このストーリーに描かれたイシャーンの障がいは「失読症」。この症状はそれこそ紙面に描かれた文字が踊り出すように見えて、文字を認識しにくいのが特徴だそうです。でも実は思った以上にこの症状に悩まされた人は多く、スティーブンスピルバーグ、スティーブジョブズ、アインシュタイン、ベートーベン、レオナルドダビンチなど、名だたる人たちが子供の頃に悩まされていたと言います。かえってその奥に才能が隠された人が多いというのも、このストーリーを着創した元になっているのかも知れません。


 ランチョウはイシャーンを初めて見たとき、心に何か引っかかるものを感じます。心を閉ざして何も反応しないイシャーンのことを知ろうと、遠くの彼の実家を訪れて彼の描いた絵の素晴らしさや才能、そしてペラペラ漫画に描かれた心の痛みに気づきます。両親に彼は失読症だと告げますが、まずは受け入れられず。そんな障がいはランチョウ自身も失読症で苦しんだ過去があるから判ったことですが、普通の人には理解しづらいことなのかも知れませんね。


 学校に戻ったランチョウは生徒たちの前で、失読症という障がいを持った人たちがいることを話し、そんな症状を持っていた名だたる著名人たちの名を上げていきます。そしてイシャーンと2人きりになるともう一人の名前は「ランチョウ」だと、自分も同じなんだとイシャーンに告げます。そこから2人で障がいを乗り越えるための勉強が始まります。ランチョウ自身が乗り越えてきた方法を教わることで、イシャーンは文字を読めるようになり、初めて学ぶことの楽しさを知ります。


 それでもまだ大好きな絵を描こうとしないイシャーンのために、ランチョウは全校の生徒も教師も含めた絵画コンクールを開催。ランチョウはその中でイシャーンの顔をアート作品に仕上げます。さてイシャーンが描き出した作品とその結果はどうなることか。




 イシャーンが必死に隠してきた失読症という障がい、そしてその奥に隠れていたのは素晴らしい絵画の才能。それより何より、一番奥に隠れていたのは地上の星とも言うべき、その瞳の輝きだったのではないでしょうか?


 エンドロールに流れるそんな子供たちの瞳の輝きにも心が洗われます。ちょっと心が疲れてしまったときや、子育てに悩んでる人。そして何よりこれから子育て世代の皆さんには見て欲しいストーリーです。





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