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おざわやの代表のブログです

瞑想のなかで体験した石屋さんの奇妙な冒険

2019.10.03

台風18号は進路を変えて韓国に向かい、都市部に大雨の被害をもたらしているようですね。朝の情報番組でその様子を流していましたが、韓国には普段余り大雨は降らないのか、時間雨量70mmくらいで道路には水が溢れて車が動けなくなってました。日本の都市では100mmを越えることも珍しくなくなってきているので、地球的に見ればこんなに近いのに環境には随分差があるんですね。

台風はこの後進路を変えて低気圧に変わるようですが、それでも勢力は衰えないそうなので、今後も注意が必要です。明日の午後には晴れて欲しいなあ。


午前中にご相談を受けていたとある公営墓地に測量に行き、要望を受けていた件を質問する為に管理事務所に行きました。対応した係員に質問すると規則では決められていないが、慣習的に決まっていると繰り返すばかり。何度か質問を変えて聞いているうち、奥から別の方も出てきて「駄目」とは言わないけれど「良OK」とは絶対言わないぞ、という良くあるお役所対応。







もう少し使う人の身になって対応できたらいいのになあって。




瞑想は仏教の修行のひとつとして自分の心と向き合うためにおこなう行です

これまで色々な場所や形で瞑想や座禅に取り組んだ事があります。座禅で印象的だったのは高野山の宿坊に泊まった時の事。まだ暗い夜明け前に読経したあと「阿字観」と呼ばれる座禅しながらの瞑想を行ったとき、本堂に響く声と自分の呼吸が重なっていって瞑想が終わって本堂を出た時、夜明けの空気と共に生みおとされた時の追体験をしているような感覚になりました。

その後名古屋でも何度か「阿字観」を体験しましたが、やはり高野山での体験のようなことはありませんでした。


ちょうどインドへ仏蹟参拝旅行へいった後、フェイスブック上で繋がったある僧侶がすすめる瞑想法が気になり、ある時名古屋にもみえると聞いてお話しを聴きに行きました。その当時「アップデートする仏教」という書籍を出されたばかりの山下良道さんという僧侶で、中区栄のヨガスタジオでの「ワンダルマメソッド」という瞑想法の体験会でした。その時は特にという体験もありませんでしたが、アメリカやミャンマーの僧院での体験談も交えて日本の仏教をアップデートしよう!という話は興味深く聞かせていただきました。その後「青空としてのわたし」や「本当の自分と繋がる瞑想入門」などの著書を続けざまに出して、【仏教3.0】や瞑想法をドンドン伝えておられました。


瞑想に取り組んだ事がある方なら判ると思いますが、雑念を消そうと思えば思うほどドンドン湧いてきて、止め処なく湧いてくることにイラ付いてしまいます。例えばダイエットしてる時に限って食べ物の事が頭に浮かんだり、心配事がある時ほど色々な心配が頭に浮かびます。そんな時に自分の心と向きあうのが瞑想の目的といわれても無理ですよね。山下さんはそんな心に湧き上がりつづける「雑念を「映画」と呼び、湧き上がる白い雲と位置づけました。そしてそんな雲を見つめている私は何かといえば「青空」で、それに気付ければ雲をかき消す事が出来ると著書の中でも謳っておられます。




ある時ひとりで瞑想中にどこかへ言ってしまったボク笑

以前、阿字観に取り組んだ時はお坊様が指導してくださっていて座禅に集中するのはもちろんですが、終わったあとも瞑想状態からゆっくりと戻ってくる指導をしてくれていました。ある時ウチでベッドに横たわってワンダルマメソッドに取り組んでいた時のこと。独特な皮膚感覚や呼吸法などは既に覚えていましたが、その時はいつもより深く意識が入って行ってるように感じていました。

次第に気持ち良くなっていって気付くと真っ白な霧に囲まれていました。でも何も不思議に思う事もなくただ「気持ち良いなあ」と思っていましたが、よく考えると自分の意識はその霧の中に浮かんでいて足も着いていない。というか身体もなく自分自身も霧のように浮かんでいる事を感じました。とにかく暑くも寒くもなくフワフワと浮かんでいましたが、しばらくすると「あれ?身体がないしここに来た道も判らないけどどうやって帰るんだろう?」と心配になりながらも慌てずフワフワ。



そのままどうしようっかなーと脳天気に考えていたら何かが聞こえてきたんです。

それは誰かが深くゆっくりと呼吸している音。そうボク自身が腹式呼吸している息の音がすることに気が付いて「そうか、この呼吸の方に戻れば元の場所に戻れるよなあ」って思った瞬間に意識が戻ってきました。それも目が覚めたような感覚ではなく、ちょうど自分の身体に内側からハマった感覚で目を開きました。


だから瞑想とか座禅には呼吸が大切なのかーなんて思いましたが、さあこれは瞑想によってどこかに行っていた体験なのか?それとも夢見てただけなのか??

今でも判らない一度だけの不思議な体験でした。