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おざわやの代表のブログです

本当の自分とつながる瞑想入門

2016.01.18

どうもイライラすることが多いとか、いつも寝つきが悪く眠りが浅いなどという方、この本を読んで1日15分程度「瞑想の時間」を持ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

この本はミャンマーのテーラワーダ比丘(僧侶)である山下良道さんが「仏教3.0」、「青空としての私」に続いて書かれた3冊目の書籍です。以前の2冊は、日本の仏教である「大乗仏教」と初期仏教(テーラワーダ)といわれる「上座部仏教」の持つ問題を、もう一度見直して更にアップデートすることによって解決、そこにこそ仏教そのものの未来があるという内容と、そこに向かうために行なう瞑想法「ワンダルマメソッド」の解説でした。その中での主体意識の持ち様や瞑想法の解説などとても腑に落ちるものでしたが、主に仏教界に生きているか、又はマインドフルネスなどに知識のある方にとっては興味深く感じられたのではないかと思います。今回の本は題名にある通りまさに入門編として、普段の生活の中で感じる「生き辛さ」や抑えきれない「イライラ」「ムカムカ」の正体を明らかにして、自分(シンキングマインド)をコントロールするための「瞑想法」についてとてもわかり易く解説されており、これまでそういったことに興味のなかった方にとってもその考え方を取り入れやすい本になっています。

山下さんは元々は日本の禅宗の僧侶でしたが、赴任したアメリカの禅堂に「マインドフルネス」を求めてやって来るアメリカの人たちに座禅指導などするうち疑問を持ち、その答えを得る為にミャンマーへ渡りテーラワーダ比丘として僧籍を取り直した方で、私自身以前に書かれた本を読ませていただいて関心を持ったのが縁で、今ではたまにメールを下さったり近しくしていただいています。ふだんは自坊である鎌倉の一方庵をはじめとして、全国のヨガスタジオや座禅セミナーなどでも気軽に受けられる指導をされています。

 

2.500年前にお釈迦様が悩んで見つけた仏道には、現代においてはメンタルヘルスなど臨床心理学で解説されていることが既に説かれています。お経を読むことだけが仏の教えではなく、こうして気軽に生活の一部として取り入れられることもありますので、ぜひお試しください。