おざわやの代表のブログです
2017.03.22
今年の春彼岸も明日で明けますね。
割りあい穏やかな日が多くて、いつもよりゆったりとお墓参りされているように思いました。
毎年お手伝いさせていただいている寺院さまのお彼岸参りですが、考えてみればもう20年以上のお付き合いになります。
皆さんとても信心深くて、お知らせに書いてある時間より1時間以上早く行って準備するのですが、必ずぼくらより早く行って待っている方たちがいるほどです。それでもイライラするでもなく、笑顔でいてくださるのは長年のお付き合いだからでしょうか。
これまでいろいろなこともありました。
冬にお墓が凍り付いてしまったのを井戸水を汲んで溶かして回ったり、寺院さまが密着取材を受けていたはずが走り回るぼくの方が多くテレビに映って気まずい想いをしたり、ウチの娘をヨメにどうですか?なんて真剣に薦められたり(^^;
仕事がら仕方のないことですが、お墓への戒名の追加彫りをご依頼いただいたのがいつもご挨拶いただいていた気のいいおじいさんのお名前だったり、ということも多くて寂しい思いもします。
でもそのぶん、その方のお孫さんがだんだん大きく育っていく姿も見られたり、中には曾孫さんを連れてこられたりして嬉しい思いもたくさんいただいています。
お墓って寂しいとか、怖いとか、そんな場所ではないと思うんです。
家族が生まれて育って、そしてまた増えて。
やがてお参りに来る人数が減ってしまうこともあるかもしれないけれど、
でもそれはお墓の中の先祖の仲間入りするだけで、家族はどんどん増えていく。
そんな賑やかで、楽しい場だと思うんです。
これからも働ける限り、お呼びいただける限りは、ずっとこんなお手伝いをさせていただけたらと想っています。