おざわやの代表のブログです
2013.10.25
尊敬する大先輩からお薦めいただいた、永六輔さんのエッセイです。
対談や講演、はたまた個人的な付き合いを通じて「職人」とは何か?について、永さんならではの軽妙な語り口で書かれています。内海好江師匠とのやり取りや銀閣寺の庭を預かる庭師のくだりなど、その道の職人というのは世間話だとしてもそれぞれに味わい深いお話しをされるように思います。それは永さんも文中で語られていますが、「職人」というのは職業ではなくてその人の「生き方そのもの」だということに尽きると思います。それから考えると永六輔さん自体がやはり「職人」なのだなと。
永さんがそこから職人と付き合うようになったという「尺貫法復活運動」のおかげで、我々墓石業界も未だに「8寸角」、「尺角」、「4×5延べ(シゴノベ)」なんて用語で石工職人してられるのですから本当に感謝です。
ちなみに当社の製品の設計図は全てミリ単位ですが(笑)