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おざわやの代表のブログです

国際交流で自分たちの「普通」を考えてみました

2019.02.21

今日は陽射しこそ暖かいものの、それ以上の北風が吹いて肌寒い名古屋です。

こんにちは、店主のおざわです。

 

 

昨夜は朝活でよく会う中国人の向(シャン)ちゃんにお誘いをいただいて、Japanese Language Partyに参加してきました。Japanese Language Partyって直訳すれば「日本語のパーティー」で、それじゃあ普通じゃないの?って思いますよね。実は、この集まりは外国から日本に来て住んでいる人たちが、日本語を実地で勉強しつつ日本人とコミュニケーションをとって仲良くなる為の会だそうです。なので参加者は基本的に日本語しか使ってはいけないルール。けれど会場はブリティッシュスタイルのパブなので、20人以上集まった参加者のみなさんは飲みながら和気藹々と盛り上がっていました。半分以上、日本人でしたけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクがたくさんお話させてもらったのはマックスことMaximillian。

自動車関係のお仕事をされててちょっとイケメン。でもなぜか出身地を聞くと話をはぐらかしてばかりいる男性でした。彼はこれまでに10カ国以上も旅をしてきて、初めてのアジアである日本に来たのが2年前。あと3年は日本で仕事をするつもりだそうです。話していたのは言語の話しや日本語の難しいところ、それに今まで行った国の中でどこが好きかなどから日本人の家族の話と、割りと深いハナシもしていきました。

 

 

 

 

 

 

 

彼の話を聴いていて思ったこと

彼は「日本人はみな「本音とタテマエ」があるのが不思議だよ」とか「親子は大きくなったらハグしないでしょ?なんでかな?」とどんどん聞いてきます。それには日本の文化とか宗教もあるんじゃないかな?と答えたものの、確かに「黙して察しなさい」みたいな感覚はボク自身強いかも?なんて思ったり。じゃあ今日はどんな日だった?とマックスが同席の女性に質問して「んー、まあ普通の日だったかな?」と答えると、ボクなら朝起きてから仕事に行くまでのこと、仕事で会った人のこと、そしてこの会場に来るまでの出来事を事細かに伝えるよって言うマックス。確かにウチでご飯食べていたって夫婦や子供と毎日喋くっているわけでもなく、日々深く繋がっているかと言えば・・・です。

そもそもSNSの投稿で何かを伝えようと思うのは一朝一夕では伝わりませんし、その時その時で感じることも違えば想いも違いますよね。少なくともマックスは判らないことは判らないといい、理解できないことは身振り手振りを合わせて日本語で伝える。そんな彼らの頑張りはどこから来るのかなって考えてしまいました。

 

 

 

言葉の壁って自分が作っているんですよね

この会に誘ってくれたシャンちゃんは今でもTOEICとか韓国語講座に通っていたりしますし、会に出ていたドイツ人のアレックスはシャンちゃんと広東語の練習をしていました。海外から日本に来ている人たちを見ていると全てにおいて貪欲で、己の欲しているものをはっきりと伝えます。マックスの言う「本音とタテマエ」って、自分の意見を言わない日本人に向けた言葉だって思います。

我がままと自分らしさの違いって我々日本から出たことのない人には難しい。でもそんな言葉とか文化の壁って、他でもない自分自身が作り出したものじゃないのかって思います。

 

 

自分に見えないものは「見える場所」に出かけて見なければ、いつまで経っても見えてこない。海外にどんどん行ければいいですが、こんなに身近な所にもそんな場があるってことを皆さんにも知ってもらいたいし、また出来るだけ出て行って自分から伝える練習をしたいなって思いました。

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