おざわやの代表のブログです
2017.10.12
あなたの大切な人に「アリガトウ」伝えてますか?
すでに過日にはなりますが去る9月30日は、ぼくを含めて多くの人たちが「学び舎」として通った、
名古屋駅前にあったホテルが閉館されてから7年目の記念日でした。
そのホテルは「アソシア名古屋ターミナルホテル」といって、とても小さなホテルながらも
当時の従業員たちの奮闘によって4期連続の赤字を脱却、7期連続の黒字やホテル稼働率ナンバーワンを
達成した「奇跡のホテル」として映画になって全国で上映されたり、テレビ番組にも特集されました。
そんなホテルでは毎年、12月30日に定休日がありました。
ホテルに定休日?!しかも年末に???
そこで何をやっていたかといえば従業員の家族を呼んで、陰で支えてくださっているご家族に感謝を伝えるため、
全従業員で趣向を凝らしたおもてなしをする、「感謝の夕べ」というパーティ-をやっていたのです。
そこでは家族だけでなく、ホテルに出入りする業者の皆さんにも同じように振舞いがなされていました。
つまりはホテルを支えてくれている沢山の仲間が一年の感謝を伝え合う会だったのです。
この7年目の9月30日を記念して、7年分の感謝を伝え合う意味で行なわれた「感謝の夕べ」には
当時を知るホテル関係者だけでなく、ドキュメンタリー映画を観て涙した観客が全国津々浦々から集まり、
当初予定していた130名を大きく上回って、200名以上が参加して催されました。
当時ぼくは、部外者のくせにホテルに出入りさせていただき、総支配人の柴田さんやいつも笑顔一杯の従業員たちから
多くのことを学ばせてもらったり癒されたりと、とてもお世話になっていました。
その後、同じ想いを持った仲間たちが集まって「アソシア志友館」を設立してここまで来ました。
映画や本の出版にも協力させていただいたり、数多くの上映会や講演会を通して更に多くの学びをいただいてきました。
それも理事長に就任していただいた柴田秋雄さんのおかげという感謝の意味を込めて、実行委員会を立ち上げてやってきました。
そして当時の従業員たちからは柴田総支配人への感謝を、更に映画から多くの感動と学びを受け取った皆さんからは
ホテル従業員の皆さんと柴田理事長への感謝をそれぞれ伝え合い、最後には全員が肩を組み合い「ふるさと」を大合唱。
大きな宴会場に入りきらないほどの「感謝の縁」が繋がりました。
ひとりひとりはちっぽけな存在だけど、みんなが「たんぽぽの綿毛」のようにそれぞれの場所へ舞い降りて花を咲かせ、
温かな感謝の縁を拡げて行ってくれという、柴田理事長の想いが溢れていた様に感じました。