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おざわやの代表のブログです

》まずは物事には裏側からの景色もあると意識しよう

2023.10.11

毎日いろいろなニュースがあるけれど、一つの物事にはいつでも多面的な見方があって表裏一体だと理解していないと、いつの間にかとんでも無いところまで行っちゃうかも知れないよ、というブログ。



先週終わった中国の大型連休「国慶節(こっけいせつ)」は9月29日から10月6日の8日間で、コロナ禍からやっと抜けた事もあって20億人という途方もない人数がこの期間に大移動したとか。その中で147万人余りが国外に出国したとかで、旅行先として最も多かったのは渡航ビザが免除されたタイなどで、日本も旅行先としてはほどほどに人気だったようです。そして訪日外国人旅行客の数はコロナ禍前までは戻っていないもののずいぶん戻って来たようで、特に京都などの観光スポットでは多くの外国人ry好客を見るようになっているようです。



そして日本の若者たちも彼らに負けず、海外でのワーキングホリデイなどを利用して働きながら意欲的に学ぶことが増えて来たようです。でもそんな学生アルバイトだといっても馬鹿にはならず、オーストラリアなど日本の大卒初任給よりも余程高い給料を貰うことも珍しくないようで、「どうせ就職するなら景気の良いこちらで」と海外で働く道を模索する人も多いようです。


こんなニュースを嬉しそうに読み上げる解説者を見ると、日本も少しずつ上向いて来たのかな?なんて思っちゃいますよね。




日本文化が人気なのは嬉しいし、日本の若者のバイタリティーも素晴らしいですよね




でもその反面、こういう見方も出来ます。


外国人旅行客にとって日本の文化は魅力的で、安全性やホスピタリティーの素晴らしさもピカイチなのに、こんなに安く滞在できるのが人気なのだという事実。そして日本の若者が海外生活というお洒落さと収入の良さで惹かれているのは、これまで東南アジアの人々が収入を求めて日本に出稼ぎに来ていたのと全く同じだということ。つまり世界の中で日本は今そういう位置にあるということです。



例えば昨年発表された、世界の経済格差を図るためによく使われる「ビッグマック指数」での日本は、アメリカやユーロ圏はもちろんのことですが、中国と韓国にも抜かれています。それによるとアメリカではビッグマックが685円で、中国と韓国はそれぞれ475円と460円なのに対して、日本ではご存知サンキューセット(その後の調べでは450円でした!)です。そしてそれだけじゃなく為替でも米ドルに対してはすでに150円台という円安だし、対中国元でもこの5年で5円近く下がって1元=20円ほどになっています。




産経調べのビッグマック指数 ©2020-2023 The Sankei Shimbun. All rights reserved.




つまり僕らが今ビッグマック指数格上の国を訪れたとしても、この値段ですらビッグマックは買えないということで、円の価値は現在もまだ下がり続けているということです。そして今後数年の日本は団塊の世代の引退やますます進む少子化で、社会保障も含めて経済的な優位性が全く見つからない状態。そんな中では訪日客の落とす現金はとても有り難いものだということは確かですが、今後の労働人口減少を考えると東南アジアの働き手だって給料のいい国に行きたがることも当然として考えておかないと、ますます人材不足が深刻化するかも知れません。


もちろんお金がすべてとは言わないまでも、今後は10年とか50年先を見据えての国としての理念が求められていくのではないでしょうか。




【多面的な視点を持ち、より広い視野を保つために学び続けること】

そんな長いスパンでの国策なんて言われても、一人ひとりの国民が出来ることなんてたかが知れています。でもだからと言って知らん顔出来ることではありませんし、未来を支える子どもたちのために何が出来るのかを考えること。そしてさらにその次の世代が生きる世を作り出すのが我々だという視点で、過去の偉人たちが今の世に残したものから何かを学ぶことも大切です。



そして何より今目の前に起こっていることの表面だけに捉われず、その裏側に隠れているものや隠したい人は誰なのかなどを意識しつつ、より良い未来を考えることがますます求められていくように思います。そんな時代に「終活だ」なんて、自分の終わり方だけを整えようだなんて言ってる場合じゃないって気がします。





【もしお墓でこんなお悩みがあれば気軽に当店へご相談ください】 

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現場に出て留守にすることもありますので、お訪ねの前にはまず先に1本お電話をくださいね


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